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2007年12月24日
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致知12月号に「二宮尊徳の生き方が教えるもの」という対談が載っているということは知っていて気になっていたが、知人がコピーを送ってくださった。

心配りに感謝する。

「二宮尊徳一日一言」を出版された寺田一清さんと「二宮金次郎の会」代表の立花直さんの対談である。
なにやら二宮尊徳が日本でも世界でも現代を再生させる思想家・実践家として見直される時代が近づいてきたようで嬉しい。

立花さんが、「二宮金次郎の会」を立ち上げた経緯をこう語られている。

「この会ができたのは、一昨年11月でちょうど満2年になります。
大宰府に福岡国際大学があり、私はそこで日本文学の生涯学習講座を受講しています。
ゼミの教授は海村さんという中国出身の学者で、鎌倉の五山文学の研究で博士号をとった方です。

その先生の研究室に行ったら、『二宮尊徳全集』36巻全巻が揃っていました。

「先生はこれを全巻読んだんですか?」
「もちろん、目を通しました。」

海村先生がなぜ二宮尊徳に興味を持たれたかというと、今の中国は先端工業にのめりこんでしまって農業を置いてきぼりにしている。
では、どうしたらよいかと研究した挙句に、たどりついたのが二宮尊徳だったそうです。

中国では、すでに二宮尊徳思想国際シンポジウムが北京大学で開かれ、大連民族学院と上海の華東理工大学でも二宮尊徳研修センターが活動を展開中です。
いま、これらの地区から中国人留学生が福岡国際大学に来ています。
彼らの二宮尊徳に関する知識が豊富なのには驚かされます。
我々もぼやぼやしていられないというので、二宮金次郎の会を立ち上げたわけです。」


ああ、中国が本気で動き出せば、恐らくは二宮尊徳の本当の精神が中国で根付き展開し、いずれ日本は逆輸入のようなかたちで教えをこう時代がくるのかもしれない。ああ・・・









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最終更新日  2007年12月24日 22時22分20秒



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