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2009年08月20日
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 以前、出張した帰り、Nさんと夕方駅の改札口で待ち合わせて一緒に飲んだことがある。
待ち合わせ時間まで、その町の古本屋に入った。
「どんな本に出会うだろう」
結構こうした機会は楽しみなのだ。
たまに本のほうから「私はここにいます」というように表題が目に飛び込んでくる場合がある。本とも波動があうということがあるのかもしれない。
これといった本はないなと本棚をみながら締めかけていたら、ぐるっと廻った入り口付近に
「マザーテレサ 愛のこころ最後の祈り」という本があった。
さっそく買った。マザーの「祈り」「エピソード」を集めた箴言集で、マザーが語るこんなエピソードが載っている。

わたしたちのシスターの中には、オーストラリアで活動している者もいます。
アボリジニーのある居住地に、年配の男性がいました。
その貧しい老人くらいひどい境遇を、あなたがたはいままで見たことはないと、私は断言できます。
彼はだれからも完全に無視されていました。
その家は散らかりほうだいで、汚れていました。
「家の掃除と洗濯をさせてくださいませんか。
 それからベッドをととのえさせてください。」
わたしは彼に言いました。
「これでいいんだ。ほっといてくれ。」
彼は答えました。
「もし、わたしにやらせてくれたなら、もう少しましになりますよ」
もう一度、わたしが言うと、彼はとうとう納得しました。
そこで掃除と洗濯をすることができたのです。
わたしが部屋を片付けていると、ほこりまみれのきれいなランプを見つけました。
彼が最後にそれに明かりをともしてからどれだけ時間がたったのかは、神のみぞ知るです。
わたしは言いました。
「ランプをともさないのですか。もう使わないのですか」
「ああ、だれも来やしない。明かりをつける必要なんてもうないんだ。いったいだれのためにつけろっていうんだね。」
「もしシスターが来たら、毎晩それをつけてくれますか」
「もちろんだとも」
彼はうなづきました。
その日から、シスターたちは、毎晩彼のもとを訪れることを約束しました。シスターたちはランプを磨き、そして、毎晩それに火をともしたのです。
二年が過ぎました。わたしはその人のことをすっかり忘れていましたが、彼からこんなメッセージが届きました。
「わたしの人生にともしてくれた明かりは、まだ輝いていると、わが友に伝えてくれ」
これはとても小さなことです。でも、わたしたちはよく小さなことをおろそかにしてしまうのです。」
これを読んでいて「暗いと不平をいうよりもすすんで明かりをつけましょう」という聖パウロの言葉が浮かんだ。昔、朝ラジオからよく流れてきたものだ。
この言葉はマザーが愛した言葉だという、そしてこの言葉には続きがある。


暗いと不平を言うよりも自ら進んで明かりを灯しなさい。

だれかがやるだろうということは、だれもやらないということを知りなさい。







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最終更新日  2009年08月20日 06時01分15秒
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