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カテゴリ:イギリス史、ニューイングランド史
『十字架に釘づけられたまいし神の子』を最後的に把握した後に起こった上昇と下降をことごとく記して、私は読者を煩わさないようにしたい。下降はあった、しかし上昇よりより少なくあった。「一事」が私の注意を惹きつけた。私の全霊魂は「それ」によって占領された。私は日も夜もそれを思った。石炭入れを地階から私の部屋のある最上階に運搬する間にさえ、私は「キリスト」、「聖書」、「三位一体」、「復活」、その他類似の問題を黙考しつつあった。かつて私は中階まで来た時、私の二つの石炭入れ(身体の平均を取るために二つ運んだのである)を下ろし、それよりそこで、思わず「石炭山」よりの帰途、私に啓示された「三位一体」の新解釈に対して感謝の祈祷を注ぎだしたことがある。夏季休暇が始まり、学生はことごとく彼らのママーに会うべく帰郷し、私を「カレッジ」丘唯一の居住者として残し、私の「ママー」であるやさしい「神の霊」と共に独りあらしめたるに至って、私の楽園は来った。クラス・イエルの掛け声やその他異教的な喧騒で満ちていた丘は、今や変じて真の「シオン」の山となった。「サタン」が私を自由に振舞わせるときには、私は心に遠く海の彼方に祝福された愛する故国を描き、もちろんそれは私の想像に存在したに過ぎなかったのであるが、そこに教会と「キリスト教カレッジ」とを点綴させることを常とした。これをもって同胞に対する使命と考えたような感激的な思想はかつて私に臨んだことはなかった。実に、一個の帝国とその国民とは私の閑暇をことごとくのみつくしたのである。 With all the ups and downs that followed the final grasping of the Crucified Son of God, I will not trouble my reader. Downs there were; but they were less than ups. The One Thing rivetted my attention, and my whole soul was possessed by It. I thought of it day and night. Even while bringing up scuttles of coal from -the basement- floor to the topmost story where my lodging was, I meditated upon Christ, the Bible, the Trinity, the Resurrection, and other kindred subjects. Once I laid down my two scuttles (I carried two to balance myself) when I reached the middle floor, and then and there burst into a thanks giving prayer for a new explanation of the Trinity that was revealed to me on my way from the "coal- hill." My paradise came when the vacation began, and the -boys all went home to see their mammas, leaving me the sole occupant of the college-hill, to be alone with my Mamma, the gentle Spirit of God. The hill that rang with class-yells and other heathenish noises was now transformed into a veritable Zion. Whenever Satan left me free to myself, I pictured to myself the dear and blessed homeland away beyond the seas, and spotted it with churches and Christian colleges, which of course had their existences in my imaginations only. No inspiring thought ever came to my mind but I reserved it as a message to my countrymen. Indeed, an empire and its people swallowed up all my leisure hours. お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013年09月13日 00時26分35秒
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