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カテゴリ:報徳記&二宮翁夜話
必ず某の不忠の如くなる事勿れと一言を残し、妻子共に歩行し一物も携へず一僕を連れず小田原に帰り、縁者の助力を得て艱苦を尽すべし。然して日夜国家を憂へ身の過を悔い、一身艱苦の足らずして過を補ふに足らざる事を憂ふべし。心に誠に是の如くならば君必ず之を憐み人必ず之を称せんか。自然再び国家に真忠を尽すべき時至らずといふべからず。
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最終更新日
2015年12月29日 02時02分54秒
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