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カテゴリ:報徳記&二宮翁夜話
是に於て先生止むことを得ず命令に随ふ。直ちに小田原仕法先生の指揮なくんば領民度を失はんことを書し、公務の寸隙を以て従前の如く仕法の指揮有らん事を歎願す。幕府速かに此の願ひを許容せり。是に於て先生始めて憂心を解くに似たり。 同年冬下総国印旛沼見分の命を奉じ総州に至れり。此の時小田原より大夫某俄然江都に来り、江都の大夫以下を退勤せしめ、小田原に帰国せしむ。後弘化三丙午年に至り小田原先君以来の仕法を廃し、領民をして先生に往返することを禁ず。領民の愁歎限りなし。 先生積年の丹誠忽然として廃棄す。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年12月29日 07時45分28秒
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