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カテゴリ:報徳記&二宮翁夜話
E様
五月雨(さみだれ)とは梅雨のことだとテレビでいってましたが、 今日は一日中雨で、ウォーキング(毎朝回村のように行っています) も十分に行うことができませんでした。 先日は、「報徳記を読む第一集」をテキストにした読書会で 第一集を読み終えたとのメール、感謝に堪えません。それこそが 私たちがこのシリーズを刊行した目的であり、私たちがテキストとした 『報徳要典』は昭和二年、実に70年前に刊行されたもので、一緒に 読書会を立ち上げた〇〇は「かび臭い」と申しておりました。 『報徳要典』と同じように全国の大学図書館・公共図書館に寄贈した これらの『報徳記を読む』全4集が五十年後、百年後の世代まで受け継がれ 『報徳記』を原文で声に出して読み、現代語訳で内容を理解し、 「至誠・勤労・分度・推譲」がそれぞれの生活で生かされ、 ひいては、鈴木藤三郎が「願文」(がんもん)で祈念した 「報徳の教えが天下に普及し、真正の文明の実を見ること」を共に願います。 手元にある第4集6冊を同封します。代金は「八田與一と鳥居信平文集」刊行費用にあてさせていただきます。 心よりの感謝をこめて Eさんからのメール 報徳記を読む第一集 序文 序 文 『報徳記』は、江戸末期に二宮尊徳の教えと業績を弟子の富田高慶が編成した尊徳の伝記です。相馬藩元藩主が明治天皇に献上し、その後、政府高官に配布され、一般向けにも刊行されました。 二宮尊徳は、親孝行で勤勉家、農業土木技術者、教育者といろいろな顔を持ちます。企業再建請負人の枠を超えた人格的に優れた為政者に近い。道徳と経済の考え方、「荒蕪の力をもって荒蕪を起こす」考え方、分度の考え方など尊徳の教えは、たとえがわかりやすく、意味深く、人心の掌握は面白く感心します。企業に働く者として、家庭人として、またひとりの人間として、学ぶところが多い。 私たちは二〇〇八年六月読者会をスタートしました。この本の編集者〇〇さんを中心に月一度集まり、報徳記の原文と現代語訳を輪読します。〇〇さんが解説し、参考資料を説明し、一時間がすぐに過ぎる。 江戸末期と今日とは社会も暮らしも大きく違い、私には武士と農民の階級格差の実感がありません。当時の政治も農民の暮らしも想像が難しく、『報徳記』は当時漢文の素養がある武士に向けたもので、その知識がなく初めは戸惑いました。 読書会では皆が声を出して読み、質問や感想のやり取りもできます。一人で読む時には味わえない魅力があります。 二宮尊徳に対する関心は、明治までは農村復興の指導者、戦前は勤勉の象徴、戦後は取り扱われることが少なくなったと思います。二〇一四年二月の新聞に「偉人に学ぶ道徳 二宮金次郎」の見出しで文部科学省の公表記事が載っていました。 二宮尊徳の教えは、内村鑑三や森信三が認めるように、時代を超え、国を超える教えだと思います。編集を主動した〇〇さんの熱意と努力に敬意を表し、『報徳記を読む』を多くの人に読んでいただき、二宮尊徳の考えが広がることを願います。 平成二十六年二月二十二日 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017年05月14日 02時43分31秒
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