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水泳世界選手権 シンクロ テクニカルルーティンで銅
7月18日 20時27分
ハンガリーで開かれている水泳の世界選手権は１８日、シンクロナイズドスイミングのチームのテクニカルルーティン決勝が行われ、日本が３位に入り２大会連続で銅メダルを獲得しました。日本は、ことしの大会で初めてのメダル獲得です。
水泳の世界選手権のシンクロナイズドスイミングは、規定の要素を含むテクニカルルーティンと自由に演技するフリールーティン、それぞれで順位を競います。

日本はチームのテクニカルルーティンで予選を３位で通過し、１８日に行われた決勝に臨みました。日本は、冒頭のリフトでジャンパーの選手が高く跳び上がって成功させ、その後は８人が和風の曲調に合わせてきびきびと動いて息の合った演技を見せました。日本は９３．１５９０で３位に入り、４位だったライバルのウクライナを抑えて２大会連続で銅メダルを獲得しました。日本は、ことしの大会で初めてのメダル獲得です。

日本のキャプテンの乾友紀子選手は「ほかの国の表彰式のやり取りを何回も遠くで聞いていたので、きょうはうれしい。メダルを取れたことは日本全体にとって大きなことだと思う」と話していました。

優勝はロシア、２位は中国でした。

サンケースポーツ
井村雅代ヘッドコーチの話
「世界選手権でメダルを取ることは本当にしんどい。この一つ目を取るのが大変。演技は予選よりだいぶましになった」

乾友紀子の話
「大会が始まってなかなか苦しい展開だったが、今日で流れを変えたい、メダルを取りたい、という強い思いを演技にぶつけることができた」


＜水泳：世界選手権＞◇第５日◇１８日◇ブダペスト

　シンクロナイズドスイミングのチームＴＲ決勝が行われ、日本（乾、中村、中牧、丸茂、小俣、福村、阿久津）が、２大会連続の銅メダルを獲得した。９３・１５９０点で、ライバルのウクライナを抑えて、今大会初メダルとなった。

　エース乾は「今大会はなかなか苦しい試合展開でしたが、今日で流れを変えたいと思っていた。その気持ちを演技にぶつけて泳げたと思います」と話した。

　昨夏リオ五輪後に新メンバー６人が加入した。新生「マーメイドジャパン」として、ここまで２種目で表彰台に上がったウクライナの流れを止める銅メダル。井村ＨＣは、新メンバーについて「演技はよくなってきました。でもできあがるのが遅いよね。これはシンクロだけじゃないと思う。日本の若い人はそういうところがあるよ」と口にしていた。


井村雅代さんの「日本の若い人はそういうところがある」の言葉は中国のコーチとして一流に仕上げただけに重たい。