〇〇 様
〇〇印刷から原稿を9月29日発送予定だという連絡がきました。
一部は〇〇先生に送って、巻頭言をお願いいたします。
〇〇先生の序文、お二人の視察記録がコラボした本が刊行でき、全国の公共図書館、大学図書館で蔵書となることを思うのは楽しいことです。
徳島県の〇〇さんに、印刷経費の一部負担と徳島県内の公共図書館ローラー寄贈を提案したら「面白い、やりましょう!」と賛同してくれました。
「報徳記」で烏山藩の家老と円応和尚が藩の分地、厚木に報徳を布教し併せて助力を頼みに行く場面で
尊徳先生は「厚木から報徳について聞きたいと来るのであれば応じてよいが、こちらから助力を求めに行くのはよくない」とたしなめる場面があります。
私も随分とこちらから提案して各方面に御迷惑をおかけしておりますが、「面白い、やりましょう」と応ずるのでなければ、よい結果は生まないようにも思います。
法華経従地涌出品第十五
そのとき他の世界から来た、八つのガンジス川の砂の数ほどの菩薩たちは、起立し、合掌し、礼拝して釈尊に言った。
「世尊よ、もしわれらに、世尊の入滅ののち、この娑婆世界でこの経を護り、読み、誦し、書写して供養することをお許し願えれば、 われらは広くこの経を説いて廻りましょう」
釈尊は諸々の菩薩たちに告げた。
「いや、その必要はない。わたしには六十のガンジス川の砂の数に等しい菩薩たちがいる。さらに一人一人の菩薩に 六十のガンジス川の砂の数に等しい随行者がついている。このものたちが、わたしの入滅ののちにこの経を護り、読み、誦して 広くこの経を説くだろう」
そのとき、娑婆世界の三千大千世界のすべての国土が激しく揺れ、地が割れ、その中から幾千万億の菩薩たちが一気に 湧き出てきた。身は金色に輝き、如来の相を有し、光明を放っていた。みな娑婆世界の下の虚空に住んでいて、釈尊の声を聞いて 現われてきたのである。菩薩たちは湧き上がって、虚空に浮かび、七法の塔の多宝如来と釈迦牟尼仏に向かって頭面に足を 礼し、また諸々の宝樹に座している諸仏にもそれぞれ礼拝し、二仏を仰ぎ見てまたそれぞれの菩薩が仏を賛嘆した。
上行菩薩「世尊よ、つつがなきや。救うべきものたちは、教えを信受しておりますでしょうか。世尊にご面倒をかけて おりませんでしょうか」
釈尊「おお、その通りだ。面倒なことは少しもない。この衆生は過去世において諸仏に仕え善根を植えているので、わたしの所説 を聴いて、容易に如来の智慧を得るに至っている」
弥勒菩薩「世尊よ、この大量の菩薩たちはどこから来たのでしょうか、またどうして来たのでしょうか。」
釈尊「アイッタよ、実にいい質問をしてくれた。わたしは今お前たちに告げよう。この無量阿僧祇の菩薩たちは、わたしが娑婆世界で、ガヤ城の近く尼連禅河のほとりの菩提樹下で阿耨多羅三藐三菩提を得てから、わたしが教え導いたものたちである。 この菩薩たちは、娑婆世界の下の虚空に住し、衆のなかにいることを願わず、静かな処を好み、精進を重ねて休むことを知らず、 深い智慧を求めたのである。今、真実を告げよう。わたしは久しい昔からこれらのものを教え導いて来たのである」
地涌の菩薩の一団の出現
(「法華経曼荼羅」第十四軸部分)