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カテゴリ:報徳記&二宮翁夜話
ふうせんかずら 『二宮尊徳』大藤修 54-64ページ要約 金次郎は18歳の時、本家の復興を計画します。最後の当主儀兵衛は家さえなく先祖が屋敷内に建てた庵(薬師堂)に住み晩年は食べ物にも差し支えて親戚から恵んで貰って貧窮のうちに死んだ。金次郎は度重なる不運を当初は呪いながら死んだ儀兵衛の怨みによると思った時もあったようだが、後には儀兵衛が「分度を失い驕奢に流れ」(収入がないのに先祖の財産を食い潰す)たため本家は没落した、自分がこの世に生をうけたのは先祖の積善のお蔭だ、総本家を再興し祖先の恩義に報いようと思った。この総本家再興こそが報徳仕法(方法)の始めだ。収入より支出を少く「分度」を設けて勤労に励めば、余剰を生ずる。その余剰を生活費とは引き離しておいて貯蓄し、それを自分や子供たちの将来(自譲)や親族のため、更に郷里のため、世の中のため(他譲)に譲る。これが「推譲」である。金次郎の計画的・組織的な他譲は総本家再興のための推譲を最初とする。 『二宮金次郎の対話と手紙 第一 小田原篇』66-67ページ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017年10月20日 01時22分23秒
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