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カテゴリ:鈴木藤三郎
宇都宮の宿屋での二宮神霊のお教え 二宮神社の建立以前、明治一五年一〇月、栃木県今市の如来寺では二宮尊徳の二十七回忌の法要を終え、その帰り途、宇都宮の宿屋稲屋に一泊した。その夜中の事である A 砂糖はいくら固めようと思っても外からの力で固まるもんじゃあないよ B どうすりゃ固まるんだ A 結晶体の自然の法則というものがあるのだい B その結晶ってのは何だ A 砂糖は純粋になればそのとき自然に結晶する自然の法則で純粋な砂糖は自分で固まるのだ B それでは混りものを取ることに苦労すればいいのか A そうだ不純なものを取り去れば、砂糖は自然に固まるのだ B 不純物を取り去るー A そうだ砂糖が純粋になったときパッと美しい光を出す。その光ったときから砂糖は結晶しはじめるのだ 藤三郎 誰の声だろう、この夜中に。砂糖が純粋になれば自然に結晶する美しい光を出して結晶をはじめる。不純物をとれというのだ。そうか、俺は今までこの法則を逆にやっていたか、今までは自然の結晶を妨げていたのだ。ようし解った、いけるぞ 森町の鈴木菓子店の味噌部屋はにわかに実験室に変った。鈴木藤三郎の激しい、文 字通り血みどろの苦闘が始まったのである。お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年02月17日 11時43分07秒
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