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カテゴリ:報徳記&二宮翁夜話
二宮先生語録巻の3 【296】
【二九六】仏経に曰く。応に仏身を以て得度すべき者には、即ち仏身を現じて為に説法すと。草豆を馬に与れば、則ち食ふ。与へずして持ち去れば、則ち必ず追ひ来る。之を猫に与れば、則ち食はず。鰛首を与れば、則ち食ふ。与へずして持ち去れば、則ち亦必ず追ひ来る。之を馬に与れば、則ち食はず。故に馬には則ち草豆、猫は鰛首。各々其の嗜む所を与れば、則ち悦懌せざる無し。此れ事理の必然なる者なり。仏氏も亦此の理を推すのみ。 1 善男子よ、若し国土の衆生ありて、応に仏身を以て得度すべき者には、観世音菩薩、即ち仏身を現じて而も為に法を説き(妙法蓮華経妙音菩薩品二十四) 2 天保十年(一八三九)九月二七日、尊徳は面会を許した富田高慶に「お前は豆の字は知っているか」と尋ねた。富田は言われている意味が分からず、紙に豆の字を書くと、尊徳は笑って、「おまえの豆は馬は食わぬが、私の豆は馬が食う」と本当の豆を示したという。 《訳》仏教の経典にいう。「まさに仏身をもって得度すべき者には仏身を現わしてその者のために法を説く」と。豆を馬に与えれば馬は食べる。与えないで持ち去れば、必ず追って来る。豆を猫に与えても猫は食べない。いわしの頭を与えれば猫は食べる。与えないで持ち去れば猫は必ず追って来る。これを馬に与えても食べない。じゃによって馬には豆、猫にはいわしの頭。おのおのその好むところを与えれば喜ばないものはいない。これは物事の理の必然で、仏教者もまたこの理を拡充したのみじゃ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年07月09日 00時53分19秒
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