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カテゴリ:パワーか、フォースか
かこさとしさん遺作絵本「みずとはなんじゃ」店頭に
11/9(金) 今年5月に92歳で死去した絵本作家、かこさとしさんの遺作が8日刊行され、福井県内の書店にも並んだ。絵本「みずとはなんじゃ?」(小峰書店、1620円)で、病床のかこさんが原作とラフ画を担い、絵本作家の鈴木まもるさんが仕上げた。豊かな里山の広がる福井県国高村(現越前市)で生まれたかこさんらしく、自然との共生を呼びかける一冊となった。【塚本恒】 水が水蒸気や氷に変化する様子や地球上で循環する仕組みを描いた全32ページ。「だるまちゃん」シリーズや「からすのパンやさん」など愛らしいキャラクターが登場する絵本だけではなく、コウノトリや消化の仕組み、宇宙など自然や科学の基本を分かりやすく紹介してきたかこさんらしい仕上がりとなった。特典で絵本のラフ画や執筆の経緯などを紹介した冊子も付いている。 出版元の小峰書店によると、今年3月に絵本の制作半ばでかこさんが体調を崩したため、家族と相談した上で科学の知識も豊富な鈴木さんに絵を依頼。鈴木さんとかこさんが打ち合わせを重ね、絵本を完成させた。編集者の小林美香子さん(44)は「人と自然の共生を最後まで訴えていたかこさんの思いが絵本を通して子どもたちに伝わってほしい」と期待する。 この日は、福井市二の宮5の「勝木書店新二の宮店」も計20冊を入荷し、店の入り口付近に特設コーナーを設けて平積みした。既に7冊の予約が入っており、清水俊浩店長(55)は「かこさんの作品については亡くなられてからも問い合わせ続いており、想像以上の反響に驚いている。最後の作品をぜひ手にとって見てほしい」と話した。 ☆ドラフト第一位指名となった大阪桐蔭高校の根尾昂選手のエピソードで、医者のお父さんが寮に毎月20冊本を送るというニュースに感銘を受けた。 根尾 文武両道の秘密は読書 父から毎月届く20冊「気になるタイトルは読みあさる」 18年プロ野球ドラフト会議 ( 2018年10月26日 ) 今ドラフト会議で最多タイとなる4球団競合の末、中日が交渉権を獲得した大阪桐蔭の根尾昂(あきら、18)は、学校の成績も優秀と文武両道の“二刀流”としても知られる。それを形づくるのが趣味の読書。根尾の活躍で今後“愛読書”にも注目が集まりそうだ。 野球部の寮に父親が毎月20冊の本を送ってくるほどの読書家。「気になるタイトルは読みあさる」というだけあり、ジャンルは多岐にわたる。これまでのインタビューでは「メジャー直結練習法」「中南米野球はなぜ強いのか」の野球関連に加え、ビジネス書の「思考の整理学」や「論語と算盤(そろばん)」など高校生離れした作品を挙げている。 愛読書の一つ、1916年に発行された「論語と算盤」は幕末から昭和を駆け抜けた実業家で近代資本主義の父・渋沢栄一の著書。ビジネス人の必読書ともいわれ、人を磨くことと利益追求を両立させるという考え方を後世に伝えた作品。インタビューで根尾は「質の高い勉強をすると集中力が高まる。それが、勉強や野球に生きている」「どこに一番があるか分からない。できることは全部やった方がいい」とするなど多大な影響を受けている。 また「思考の整理学」は1983年に単行本が刊行され、現在は116刷で226万部超のロングセラー。著者・外山滋比古さん(94)が時代に左右されない自身の独特な洞察力を記したもので、東大や京大で学生に一番読まれた本として知られている。外山さんは出版元の筑摩書房を通じて「スーパースターの根尾くんと『思考の整理学』がつながっているなんて、こんなうれしいことはない」とコメントを寄せた。 根尾の両親は岐阜県飛騨市にある診療所に勤務する医師。兄は医学部、姉は看護師。根尾は最高偏差値70とされる大阪桐蔭で運動部員では一番成績の良い生徒が集まるクラスに在籍し、成績はオール5に近い。スキーの腕前も一流で、中学時代にはスキーの全国大会で優勝経験を持つ。 ちょうど同じ頃に <31カ国、16万人を対象に行われた調査で、16歳の時に家に本が何冊あったかが、大人になってからの読み書き能力、数学の基礎知識、ITスキルの高さに比例することが明らかになった> というニュースが出ていた。 自宅に紙の本が何冊あったかが一生を左右!? 学生の頃、自宅にどれだけの本があったか、覚えているだろうか? 16歳の時に家に本が何冊あったかは、大人になってからの読み書き能力、数学の基礎知識、ITスキルの高さに比例することが、このほど行われた大規模な調査で明らかになった。研究者らは、「子どもの頃に自宅で紙の本に触れることで、一生ものの認知能力を高めることができる」としている。 調査を行ったのは、オーストラリア国立大学と米ネバダ大学の研究者たちだ。2011〜2015年に31の国と地域で、25〜65歳の16万人を対象に行われた「国際成人力調査」のデータを分析した。結果は学術誌ソーシャル・サイエンス・リサーチに発表されている。英ガーディアン紙が10月10日付と12日付で報じた。 調査では、16歳の時に自宅に何冊本があったか、と参加者に質問。その後、読み書き能力、数字、情報通信技術(ICT)のテストを受けてもらった。 その結果、本がほぼない家庭で育った場合、読み書きや算数の能力が平均より低かった。自宅にあった本の数とテストの結果は比例し、テストが平均的な点数になるのは自宅に80冊ほどあった場合だった。ただし350冊以上になると、本の数とテスト結果に大きな関係性はみられなくなったという。 本に囲まれて育った中卒と本がなかった大卒が同じ学力 さらに、最終学歴が日本で言うところの中学卒業程度(13〜14歳)であっても、たくさんの本に囲まれて育った人は、大人になってからの読み書き能力、算数、IT能力が、本がほぼない家で育った大卒の人と同程度(どちらも全体の平均程度)だということが分かった。読み書きや数学の基礎知識において、子どもの時に本に触れることは教育的な利点が多いと研究者たちは述べている。 興味深いのは、「言葉の読み書き」(いわゆる文系の能力)と「数字」(いわゆる理系の能力)が別物だと考える人が多いと思われる中、今回の調査では、自宅に多くの本があると、このどちらも強化することがわかったということだ。研究者らは「これは予期していなかった」とし、「子どもの時に本を読めば大人になって文字を読むのが得意になる、という単純な話ではない。読み書きとはまったく異なる、デジタル環境にも繋がるということだ」と説明する。 ただし、これら自宅の本を必ずしも読めなければ効果がないというわけではなく、また単純に「本を読む」という行為によりこうした能力が伸びるというわけではなく、何が利点になっているのかを特定するのは難しいと研究チームは話す。「ただ本をたくさん読みなさい」というシンプルな話ではなく、大切なのは「子どもたちが、親や他の人たちが本に囲まれている様子を目にすること」だとしている。 ただし今回のテスト結果は、大人になってどれだけ本を読んだかとは無関係なので、今から慌てて読んだ場合の効果は不明だ。 「本好き」の国別ランキング、日本は? この調査では16歳の時にどれだけ書籍が自宅にあったかを国別のランキングも出している。最も本好きの国はエストニアで、平均は218冊。350冊以上だったと答えた人は35%に上った。 日本は平均102冊で、世界全体の平均を含む18カ国・地域のランキングで14位だった。世界全体の平均は115冊。 研究者らは、本がもたらす利益は世界的に一貫しており、教育水準や、大人になってからの仕事、性別、年齢、両親の教育水準とは無関係だったとしている。データが最も詳細にわたって取れたオーストラリアを例にとっても、裕福さやIQ、学校の成績などを調整した後のデータでも同じ傾向がみられ、研究者らは、どのデータを考慮して調整した場合でも、「本に囲まれて育つことには利点があるという結果が出た」としている。 ☆そこで姪っ子に20冊とはいえないまでも2冊本を送ってあげた。 ふーむ、「みずとはなんじゃ」もよさそうな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年11月09日 17時51分50秒
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