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2021年05月20日
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円覚寺の学生座禅会に参加していた頃、たまに足立老師がお住まいになられていた黄梅院の庭の草取りをしたものだ。
老師は「これは薬草だから抜かないように」と静かに諭されたものだ。
黄梅院の入口には掲示板があって、いつも坂村真民さんの詩が掲示されてあった、そこで私も初めて真民さんの詩に触れた。
先日、久しぶりに北鎌倉駅で家内と一緒に降りて円覚寺にもまいった。奥の黄梅院の掲示板には坂村真民さんの詩が足立老師のいらっしゃった当時と同じように掲示されていて嬉しかった。

2007年09月03日
「 心が小さくなった時には天を仰いで大きく息をしよう by坂村真民」
あるプログに坂村真民さんの詩が載っていた。
 天を仰いで
 心が小さくなった時には
 天を仰いで
 大きく息をしよう
 大宇宙の無限の力を
 吸引摂取しよう
  (坂村真民)
真民さんの詩と始めて出会ったのは、鎌倉の円覚寺の一番奥にある黄梅院の掲示板においてでであった。

家族ふれあい新聞第524号 2月7日号より
2月7日(土)○黄梅院に上がる。2月だ。掲示板の今月の標語は何だろう。ちょっとした楽しみ。
掃除のお坊さんがいて、向こうから大きな声で「おはようございます」と挨拶される。
「おはようございます」立ち止まり礼拝する。
 ああ、今月も真民さんの詩が引用されている。
 鉛筆を出して書き写す。
迷いながら 
つまづきながら 
求めながら 
泣きながら 
耐えながら 
己をつくり 
佛へ近づく
         (坂村真民詩集より)
梅 
寒苦を経て 
香し
2008年01月22日
女は台所が心を磨く修行ですよ
円覚寺の足立大進老師の「安心(あんじん)の道しるべ」より。
老師が60歳を迎えた正月、年賀状を700枚いただき、高校時代の同級生のものが30枚あった。
今年、定年を迎えますというのが数通あったが、同級生の女性からこんな年賀状を見て嬉しかったという。
「私は60歳という響きが好きです。今年から1歳ずつ引き算をして、生きていこうと思っています。」
若くして大阪の商家に嫁いだ女性からの賀状には「静かな年にしたいなあと思っているのですがダメかもしれません。」と添え書きされていたという。
この女性が嫁ぐ時、実家の母が諭したという言葉が実にいい。
「女は台所が心を磨く修行ですよ」
その教えを受けて、彼女がずっとまえに老師にこういう手紙を書いてきた。
「家族の健康を祈りながら、お米をとぎ、
一人ひとりの顔を思い浮かべては、お料理を作り、
でもある時はクレンザーの上に涙をポタリと落とし、
ある時は腹を立ててお鍋を力任せに磨き、
でもお鍋のピカピカ光る頃は、心は穏やかになっていました。
そのような日は台所をきれいに片付けて流しに向かって一礼をして床に入る思いです。
どのようなことも台所は吸い取ってくれ、また力を与えてくれる、やはり女の城です。」
花、自然の画像のようです





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最終更新日  2021年05月20日 01時57分33秒
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