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カテゴリ:2007年鑑賞映画
![]() 愛をこわす── それは、真実の愛へと至る、唯一の方法。 上映時間 119分 製作国 イギリス/アメリカ 公開情報 劇場公開(ブエナビスタ) 初公開年月 2007/04/21 ジャンル ロマンス/ドラマ/サスペンス 映倫 PG-12 【解説】 現代のロンドンを舞台に、それぞれに問題を抱えた子供との関係に 苦悩する2人の女性と、 そんな2人と恋に落ちたひとりの男の葛藤を描いたドラマ。 出演はジュード・ロウ、ジュリエット・ビノシュ、 ロビン・ライト・ペン。監督は「イングリッシュ・ペイシェント」 「コールド マウンテン」のアンソニー・ミンゲラ。 【ストーリー】 ロンドンのキングス・クロス。建築家のウィルは、この地区に オフィスを開き、都市再開発の巨大プロジェクトを請負っていた。 私生活では映像作家リヴとその娘と暮らしていたが、 心のバランスを崩して苦しむ娘の存在がリヴとウィルの間に 暗い影を落としていた。そんな時、彼のオフィスが2度も 窃盗の被害に遭う。やむを得ず自ら夜のオフィスを 見張り始めたウィルは、やがてオフィスに侵入しようと していた少年を発見、少年の身辺を探るうち、次第に彼の 母親アミラに心惹かれていく。 【感想】 ( ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() この監督の「イングリッシュペーシェント」「コールドマウンテン」 そして、この作品と言い、私が感じるのは、派手さはないのですが 心理描写が丁寧なのでしょうか・・・観ていてっなぜか惹きこまれ ていきます ![]() 物語は、ちょっと疲れたようにも、距離があるようにも見える ウィルとリヴの自動車に乗っているツーショットから始まります。 そして、今の二人の関係を表しているようなナレーション (ウィルのセリフ)「お互いを見なくなる。それは、いつ訪れるのか。 誰かに‘気をつけろよ’と警告して欲しい。 ‘僕たちは上手くいっている’と思っていても 振り返るといつしか距離が広がっている。」 があって、何か意味深な感じが漂います・・・ ストーリーが進むに連れて、ウィルとリブが結婚をしている わけではなくて長い間同棲関係にあり、心に病を抱えている 娘がいて、その娘はリヴの連れ子であり・・・娘が心を 病んでいることで母親としての自分を責めるリヴ、 その二人の関係にうまく入って行けずイラだつウィル、 本音で語り合いたいのに語りあえない・・・ そんなバラバラになった関係が、危うい関係が、 3人のそれぞれの苦悩が見えてきます。 また、もう一方では、ロンドンのキングスクロス地区 (キングクロス駅ってハリポタに出てきますよね^^ 19世紀は最も貧しい地区だったようです) を再開発しようとそこへ事務所を構えたウィルですが、 2度も窃盗にあってしまいます。 そこで、夜見張りをしていたウィルが3度目の 侵入をしようとした少年を見つけ、追いかけて、 そこで知った母親アミラになぜか (リヴとは対照的でタフなところに惹かれたのか?) 心惹かれていきます ![]() そして、アミラと息子(この男の子がまたかわいいです ![]() ミロはボスニア難民で、 彼らも問題を抱えて生きており、親子関係も お互いを気づかいながらも微妙な関係になっています。 このような複雑な設定のもと、ウィルは?リヴは?アミラは? それぞれにどうなって行くのかとストーリーが進んで行きます。 ![]() キャストもいいです。ジュード・ロウはお顔がいいだけに とかくそちらに評価が行ってしまいがちですが、 コールドマウンテンでも ![]() 内面的な演技も上手いと思います ![]() ただお顔が綺麗すぎて、どろどろの苦悩とか感情が さら~~と見えてしまうような気もしてしまうのですが(^^ゞ ![]() また、知的で、透明感のある美しさを持つ ロビン・ライトペンも心の不安定さや苦悩が 伝わる演技で良かったです ![]() そして、ジュリエット・ビノシュ、彼女はシンの強い女性を 演じるのも上手いですね ![]() 心に闇を抱えた暗そうな瞳の中にも、母親として 自分の息子はどんなことをしてでも自分が守るという 母親としての強さを出していて、こわい(^^ゞとさえ 感じるような演技でした ![]() ![]() 私も息子がいるので、彼女の気持ちはすごく わかるし、私も彼女の立場なら同じことができるかも しれません(笑) その他に、ウィルの事務所のパートナー役は、 ラブアクチュアリーで、 ポルノ編?(笑)に出ていた マーティン・フリーマン、コールガール役で出てきた (彼女だってパンフ見るまで気がつきませんでしたが) ヴェラ・ファミーガは、で ![]() 二人に愛される精神科医の女性、そして、先日 観てきたばかりの ![]() のレイ・ウィンストンが 温厚でやさしさが感じられる刑事さんを演じていました。 それから、驚いたのですが、リヴの娘役のポピー・ロジャースは 出演作に ![]() ヘザー・グラハムが引き取り、ラストシーンに出てきた女のこ?らしいです。 割合淡々と、でも丁寧に描かれながら、ラストは意外な 展開をみせ(私にとっては)、クライマックス またしても泣かされました ![]() ![]() < ![]() 本当に泣かされました(^^ゞそれも、2本とも ラストに、わ~~ ![]() ![]() ![]() ラストはいろいろと意見がわかれるところだと 思いますが、私には良かったんじゃあないかあと 思えました ![]() 原題「BREAKING AND ENTERING」は 押しいって、侵入すると言うことで 法律用語では住居侵入罪を意味するようです。 ![]() < ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.12.14 00:52:08
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