観空

ある日生徒さんが腰痛で動けないので練習を休みます。。。と連絡をくれた。

あぁ、お大事にぃ。。で済ませておいたのですが、次の週になっても同じ症状でかろうじて仕事には行けるものの、夜も痛みで眠れないとか。

この時もふ～ん。。。で済ませておきました。



翌日連絡があり、カイロプラクターに行ったら“｢椎間板ヘルニア｣なんじゃないかと言われたんで病院に行きます”との事。

“でも保険に入ってないんで大変な事になりそうです。。。”



その一言であえて介入。



カイロプラクターが｢椎間板ヘルニア｣と診察した根拠は？
何かテストした？



そう質問したら、彼の答えは両方とも“ＮＯ”。

久しぶりに怒りましたね。　

彼の症状は確かに椎間板ヘルニアっぽいけど、それが本当にそうなのか見極める簡単なテスト方法があり、ＮＹ州内で免許もってるマッサージ師(ＭＴ)、理学療法士(ＰＴ)、カイロプラクターなら誰でも知ってなければならない基本知識なんです。

そのテストすらせずに患者をわざわざ怖がらせて、保険に入ってないと知っているのに、その上で病院へ行かせるか？ＭＲＩ／ＣＴ診察で保険に入ってない人がどれだけ法外な値段吹っかけられるか、この分野にいれば誰でも知ってるはずなのに！


病院に行く前に、彼には家に来てもらいました。　

そこでテストをすると坐骨神経痛も、腰椎障害も、椎間板ヘルニアも全て反応は陰性。

ほぼ確実に筋肉の神経圧迫からくる痛みです。


こりゃ病院で診察して大金を出すだけ無駄。原因不明で痛み止めもらって終わりになるだけなのは目に見えてる。　

彼には治療費は心配しないでいいからと伝えて、その場で治良に入りました。

こういう腰痛の原因は臀筋(実は殆どの場合梨状筋)であるというのが私達ＭＴ／ＰＴでは常識（お医者さんでは知らない人が殆どなのが現状。。だから原因不明→鎮痛剤となるのです)なので、即そこに焦点をあてて治良開始。開放ポイントをちょっと触るだけで彼の臀筋がビクンビクンと波打ちます。筋肉が縮小したままエネルギーが溜まり、ドンドン締め付けていたのが、きっかけを与えてやると一気に開放するからなんですが、これで原因がほぼ完全に彼のお尻にある事が解りました。

一時間ほど治良をした後、彼に立ってもらったら。。。。

痛みが完全に消えてました。

まぁ原因となる筋肉／スジの炎症はまだ残っているので、彼には水分の補給と引き続きストレッチを軽く行い、二週間はあまり激しい動きは行わない事。。と伝えておきました。(本当の所、原因は彼の離婚による怒りと金銭的な不安からくるストレスが胆経の気を滞らせた事＋毎日のアルコールの過度摂取＋水分不足。。なんですが、そこまで深い所を言っても今の彼には解らないので保留)

その後二週間ほど経ちましたが、彼は元の痛みから完全に解放されてます。





このように腰痛ってのは多くの人が体験する事だと思いますが、殆どの場合痛みは筋肉性なので、腰椎障害などとの区別をつける方法を知っていても損は無いと思います。

日本語のサイトを見つけたので紹介しておきますね。

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