観空

前回の続き

現在のメイン州湾岸で生活していたペノブスコット族が好んで使ったと云われる弓を作ります。

元は乾燥していない切り倒したばかりの柔らかい木を使った為に発展したデザインなんだそうです。柔らかい木は弓には向かないのですが。。。その分石器でも加工が楽だからではないか。。と云われてます。

まぁ私は先の弓と同じで安い赤樫を使いますけどね。

で、現在はこんな感じ。


本当は木を蒸して曲げる方が良いのだけど、現代科学の結晶である強いエポキシ樹脂を使えば木を接着しても大丈夫。

。。。のハズなんですが。。

あんまり考えないで木をカタチにした為、結構な力が加わる複弦の位置に弱くなるような木目を持ってきちゃった。このままだと引いた時、必ず木が割れますね。。。

ので。。。

ふと目についた本黒檀を樹脂で接着。


こんな感じに。

後は先端を整えて、シルクを前面に貼れば大まかなカタチは完成。ソコから裏削りが始まります。

タイトルにあるように、実はコレ、Double Bowという通り２つの弓の複合になるので、この小弓が出来上がっても工程の半分も終わりません(苦笑)。

二本目の弓としてはちょっとハードルが高いけど、イロイロな要素が詰まってるんで学ぶ事は多いと思います。

さぁ～ってどうなるかなぁ～(笑)。