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Aug 5, 2019
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カテゴリ:
特注 木刀 居合刀 (紹介編)の続きです.

ネット上で知り合った刀剣研究家さんに送ったメールをそのまま日記に.
_________________

お久しぶりです。

また突然失礼します。

極端に反った道具(刀)なら伝わっている技に何か見えるかも。。。という好奇心から居合刀と木刀を作ってもらいました。

斬る、というテーマからは外れていますが、使用するという観点からのお遊びですので、笑っていただければ幸いです。

https://imgur.com/a/vxwafIC

上記のリンクに画像があります。

スペックは
刀身は二尺三寸八分(約72.5cm/28.5 インチ)
刀身反りは一寸五分二厘 (約4.6cm/1.8インチ)
総反り(全体的な反り)は二寸八分九厘 (約8.7cm/3.5インチ)

木刀のほうは腰反り気味で居合刀は京反りです。


個人的な感想だと木刀の打ち合いでは同時に打っても刀身は遅れるのですが。。。。だからこそ相手の刀を峰から制して中へ入るのがとてつもなく楽でしたし、反りを利用した技で相手を崩しやすく、大げさに体感する、という観点からだと生徒さんには良いのかもしれないと感じました。

ただ刀身を合わせてしまうと今度は突きへの対応が極端に難しくなりましたし、上の乗られるとそこから挽回するのは小手先の技では無理でした。体が入っていればそこまででは無いのですが、反りの浅い標準的な木刀や反りの無い直刀のほうが個人的には楽であったと感じました。

これまた個人的な感想ですが、
居合刀のほうでは上から下への袈裟と横一文字がものすごく抜き易く、殆ど意識せずとも力が貯まるので_斬れる_抜き方が楽でした。逆に下から切り上げる逆袈裟の抜刀は柄が上へと抜けて行くので刀身を手で素早く抜き出す事は可能でもそこに_斬る_だけの腰を入れるのはとても難しく感じました。 

刃筋がほんの少しでもズレると即体感出来るのも自らの技の精度を増すという意味ではかなり良いのかな、と感じています。しかし、とても使い辛いと感じる人も多くなるのではないかな、という感想も浮かびました。

標準的?な反り(実際それが標準的なのか、私には分かりませんが、一般的に多いと思われる造り/反りだとして)、はそれなりに色々な妥協点が長い年月を経て収束した結果なのかなぁ。。と妄想しております(笑)。





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Last updated  Aug 5, 2019 11:32:52 AM
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