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2005.06.28
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カテゴリ:留学-学習編
某留学体験記を読んでて

「日本人の中には、"I don't think so."を授業で連発し、教授やクラスメートを不快にしている。」

という節を発見。

I don't think so = I don't agree with you = You are wrong.

という風に取られ、相手に真っ向から対立するから、だそうです。

日本人にあるもう一つの例は、相手を意識しすぎてやたらいらない前置きばかり長くなって、なかなか自分のポイントにたどり着けないってケースですが、それを改善しようとすると、I don't think so, I think...と、極端にぶっきらぼうになってしまうんでしょうか?

これは、言われてそうだなーって思ったけど、私の覚えている限りでは、いたよ、この手のぶしつけな生徒、アメリカ人にも。

まあ、議論が白熱するクラス(人種と階級、とか、戦争の是非、マルクス主義の存亡、なんての)ばっかり取ってたんで、みんな、ある程度は「わざと」そういうこにくったらしい態度を取っていた感もありますが。

(言い方も、思いっきりシニカルに"Aaaaaaaaay don't think so." とか。)

教授も、ある程度余裕で、喜んで受けて立ってたところがあったな。

ただ、やっぱり、相手やクラスの雰囲気によるもので、教授の長年の研究の成果を授業で説明してくれた時とか、クラスメートが一生懸命やったリサーチの結論について、「私だったらこう思うけどな」くらいに感じたことを言うのに"I don't think so." で始めるのは、やっぱり相手の気分を害すると思う。

ここら辺の微妙な語感は、ちょっと分かりにくいので、気づいた時には周りに敵をいっぱい作ってることにもなりかねないけど、もし、知ってる留学生でそういう人がいたら、「あんたの発言、悪気はないって分かるけど、むかついてる人も多いからちょっと言い方変えてみたら」と、ズバッと言ってあげるのもいいと思います。

じゃ、どういう出だしで発言したらいいか?

ポイントは、
  
  相手のいうことを理解したことを示したうえで、それに上手くつなげる形で自分の意見をいう
  反対意見は、前の意見に対してでなく、特定のポイントに対してする。
  反論したい時は相手に質問する形で


相手の言った意見を真っ向からダメだ、といったり、あるいは完全に無視して別の意見を投げかけると、相手は自分の意見が否定/無視された、と感じてしまう。ので、あくまでその人の要点をつなぎにして、

  If I can add to ---'s point,...
 
とか、

I agree with --- except...

など、「前の人の意見+自分の見解」という形で自分の意見を説明すると、前の人は、おっ、こいつオレの言ったことちゃんと分かってるじゃん、って、うれしくなる。で、こっちの意見も注意して聞いてくれる。

(小クラスだったら、クラスメートの名前を覚えとくのは、必須ですね)

どうしても相手の意見が受け入れられない時は、どの部分に反対かを、はっきり言う。I don't think so は、意見全部、ひいては相手そのものを否定する印象を与えるから、まずいんだろうね。

  When --- said ..., I thought in a little different way.

--- talked about ..., but it' also true that...

なんてのかな。ここでもやっぱり、「あんたの意見はちゃんと聞いてたよ。その上で、ちょっとオレは違う風に考えたんだけど」ということを、アピールしとく。

質問の形で相手に対抗するのは、相手に再度考えてもらったうえで、自分の意見を認めてもらえるので、これも無難。認めてくれない人もいるけど。

  About...that you just mentioned, what do you think of the case of...?

Would your point still be true if/in case of...

ちょっと回りくどいかなー、Then, what do you think about...とかでも、いいと思いますが。

こういう場合、日本人は特に、まずいろんな例を出して相手がこっちの言いたいことを確実に汲み取れるように「根回し」するんだけど、

(例:「私はこんな経験をして、そのときこう思ったんだけどね、それをあなたの言ったことに当てはめるとどうなる??」)

これは、逆効果ですね。相手は、自分が言ったことを、こちらが言及してくれるのを待ってる訳で、それが引き伸ばされるとポイントがかすれちゃう。まずは「あなたの言った…についてだけど、これについてはどう?」と言っちゃってから、「こんなことを言う理由はね…」と補足説明で自分の反論の根拠となる事例を挙げるのがいいです。

(↑これ、高校時代に雅子様(小和田雅子さん)の婚約当時のインタビューを聞いておお、って思いました。だらだら話す皇室の人や記者の中で、ものすごく際立ってたのですごく印象に残ってる)

他にも切り出し方はもっといいのがたくさんあるはずですが。やっぱり、一番分かりやすいのは「自分が言われた場合に不愉快に思わない」言い方を意識すること、でしょうかね。決まり文句を覚えるより、ずっといいです。

こういう言い方が出来るようになったところで、討議の雰囲気を上手く察して、シニカルに"I don't think so." とか、"I disagree with that." なんて言えたら、ディスカッションはばっちりですな。





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Last updated  2005.06.28 19:40:41
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