テーマ:英語のお勉強日記(7861)
カテゴリ:留学-学習編
昨日はスカイプの英会話。
フリートークだけど、講師側が毎回トピックを用意してくるので、だらだら話すのではなくかなり突っ込んだディスカッションになっている…と思う(汗)。 ディスカッションといっても、あらかじめ互いにトピックが知らされ、双方が同程度のリサーチをしたうえで臨む、という形ではなくて、相手が用意した(そしておそらくよく事情に通じている)トピックを本番で投げられるので、どうしてもディスカッション、というより、あちらの質問に対してこちらが答えをまとめる、という形式になる。 (ディスカッションのタイプとか、対応の仕方のTipsについては、メルマガのバックナンバー参照←73号あたりから)。 これが、なんと言うか、疲れるのだけど、ちょっと気づいたことがあるので一言。 日常会話であったり、同等の立場で物を言い合うディスカッションであったりする時に、 「言いたいことを頭の中ですばやく英語でまとめることができない」 ことに悩む人は多いと思う。 「こんなことを言いたい」という日本語の文章がある、あるいは、ぼんやりとイメージである。 それを、英訳したり、単語を探したり、どの構文を使って話そうか…なんて思っているうちに、発言のタイミングを逃してしまうんですな。 で、そういう人に対して、「英語で考える癖をつける」というアドバイスがあって、そのためのコツとか、練習法とか、いろいろ紹介されているけど(ここでもいくつか紹介したような気がするけど)、まだその域に達しているという実感のない学習者にとっては、どうもこの「英語で考える」という壁が越えられない。英語の基礎力はしっかりついているのに、「英語で考える」という「感触」というか、「きっかけ」というか、まあそういうのが、未体験ゆえにつかめないのだ。 ところが。 これが、「質問攻め」にあうと?? 相手から、一方的にいろんなことを聞かれて、それにテンポをあわせながらついていくように努力していると... あら不思議。いつの間にか、「英語で考えていること」を忘れて、英語で考えられるようになる。 「英語で考える」癖がつけられないのは、まず何かを(日本語で)考えてから「これ英語にしよう」、ってパターンから抜けきれないから。 日本人なんだから、頭に日本語のアイディアがぱっと浮かんできてしまうのは、避けられないよね。 で、無理やり「英語で考えよう」とすると、何も浮かんでこないのが事実。 実際、「今何か考えてください」とか、他人に言われたところで、日本語でだって何にも出てこないんじゃないか?「考えること」は、あくまで何かを見たり聞いたりしたことに反応してする行動であって、他人に命令されてするもんじゃない。 ある程度の英語力はある。だけど、日本語で考えてから英語に直す癖がどうしても抜けない。という人が、次々に質問されて、それに解答する立場に立たされると、いつの間にか 英語で聞かれた内容を日本語に直して、日本語で考えた答えを英語に直して口に出す から 英語で聞かれた質問の答えを英語で考える ようになってくる。 この、変化のきっかけは、 「英語を話す」 という意識から、 「問題(質問についての)答えを探す」 ことに重点が移ってくるところだと思うのですよ。 言葉を変えて言うと、 「英語理解しなくちゃ、英語で文章作らなきゃ」 という「英語」に対する意識から、いつの間にか話の内容そのものに興味が移って、 「この質問にどんな答えを返すべきか」 ってことにたいして、脳みそが回転し始める。 そうすると、意識せずに、最初から答えるべき内容を英語で考えるようになっている。 もちろん、そうなるためには、質問を理解できるだけのリスニング力、自分の出した答えを英語にする語彙力や文法力といった、「基礎」は必要。だけど、かなり多くの人は、潜在的にこの「基礎」って言うのは、できてると思うんだよね。 (普通の会話をするのに、そんな高度な語彙力や文法力は必要ないし。難しく考えなければ、TOEIC300点だって結構いろんなことが言えるものだ) あとは、それをいかに「今おれ英語しゃべってる」っていうことを意識せずに「相手の質問に答えを返すこと」に集中できるか。これはもう、相手から質問の集中砲火を浴びるのが一番だと思う。 少なくとも、質問されている立場なら、「考えるべきこと」は、外から与えられているので、それに反応すればいいだけだから、「何を考えるべきか」を考える必要はないもんね。 なんか中途半端ですが、このへんで。 次回は、junquitoのスカイプ英会話体験記を通して、上の点について説明してみます。 留学ブログランキング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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