テーマ:★留学生活★(629)
カテゴリ:留学-学習編
「スタディスキルズ」というものについて、サイトやなんかでいろいろ話しているわけだけど、このコンセプト、日本の学校(少なくとも20年位前の)で教わってきた「勉強法」とはかなり違ったものである。
今までの「勉強」に対する考えを根本から見直してこの新しいスキルを身に付けるのも大変なら、それをこのブログやメルマガを通して他の人に説明するのもかなり難しいのです。 とりあえず、このブログを読んでる人が退屈しないように、なるべく自分がスタディスキルズってものについて知り始めた原点の時代(この言い方古い。汗)の工夫なんかを思い出しながら語ってみようかと。 勉強に限らず、なんでもそうなんだけど、自分の場合、ラーニングプロセスの基本は まねして自分のものにする。 が、基本。 これって、小さいころから絵を描いてたのが根っこにあるのかなあ、って、最近お絵かき復活させて思ったのだけど。 絵というと、漫画やアニメのマネっこ絵と、きちんと絵画教室に通って油絵なんか習ってた本格的なもの、どっちも好きだけど、どっちも基本は「マネ」。 みたものをそのまま描く、ってだけじゃなくて、お手本を描いてる人の仕事過程とかを観察して、同じようにやってみる。 そうすると、こういう線を引くとこんな効果があるんだな、とか、この色とこの色隣り合わせるのって面白い、とか、そういうトコに目が行くのだ。おなじ「マネ」をして、そういう視点が身につくかつかないかの違いっていうのは、生まれつきの才能かもしれないし、他からのインプットかもしれないし、多分両方だろう。 それで、さらに大事なのが、「マネがうまい」ってことだけじゃなくて、「マネで身に付けたスキルを自分に合うように応用する」ことがうまいかどうかなのだ。 絵の場合、ひたすらまねする時期を得て、「自己流」が始まる。人のスキルを客観的に見て、自分の使えるところを残し、自分だったらこうしてみたい、っていうところをつぎ足していく。または、2人のお手本のスキルをうまく混ぜ合わせて、絵だったら線はこの人流、彩色あの人風、っていう風にあれこれ組み立てて、新しいスタイルを築き上げるのだ。 実はこれ、日本人の十八番なんだよね。海外のものを取り入れて自分たちの気候や文化に合わせて、新しいものを作り出して逆に海外に輸出できるだけの品質のものが作れるっていうの。これはひらがなに始まって現在の電気製品に至るまで、マネ自体が日本の文化になってるとこがある。 で、だらだら書いたけど、スタディスキルズ。 これも、考え方は絵を書くのと同じ。こんなの読んで(!)理論とか心得なんか読むより、ライティングなら書く、リスニングなら聞く、という行為をとにかくやってみる。その中で、他人の文章やスピーチをどんどんまねして、とりあえずその人がやってるスキルを覚えてしまう。それができたら、自分で勝手に教材作ってスキルアップの研究をするのなんて、案外簡単なものだ。 というわけで、このサイトでも、これからなるべく実践例なんかを挙げて、あとはみんなに投げっぱなしにして、勝手に研究してください、って形にしてもいいかな、なんて思ってますが。 みんなはどうでしょう?? この人/参考書が紹介している勉強方は、ぜんぜん役に立たない、って文句言う前に、果たしてそこで提唱されているスキルをきっちりマスターできてる?? (上っ面な作業だけじゃなくて、どうしてそれが役に立つのかとか、そういったことも) それで、それを消化した上で、どこが良いのか悪いのかを見極めて、じゃあ、自分はこうしてみようって、工夫する姿勢ができてる?? これができてれば、多分このブログも、読む必要ないと思います(^^; ←冷やかし程度に読んでください(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.04.07 00:36:49
コメント(0) | コメントを書く
[留学-学習編] カテゴリの最新記事
|
|