テーマ:★留学生活★(629)
カテゴリ:留学-学習編
ポッドキャストについてのコメントをもう一つ。
自分が使っているレクチャーポッドキャストサイトには、2001年からの講義の音声/ビデオアーカイブがある。 ポッドキャストが一般に広まったのはここ数年のことだから、かなり先を行っていたようだ。 面白半分に5年くらいさかのぼった講義を視聴してみると、教授も結構おもしろがっているのがうかがえる(笑)。 興味深かったのは、2002年頃の講義の、「講義に出席する代わりにポッドキャスト/ウェブキャストで間に合わせる」というオプションに対する教授のスタンスである。 某クラスでは、一回目の講義できっぱり、 「ポッドキャストというすばらしいものを大学で提供してくれているので、他のラボの時間やバイトと重なってもどんどんクラスに登録してくれ。ウェブキャストを見れば講義には出てこなくていいから多少人数オーバーでもかまわない。私もクラスに出てこない学生がいても別にがっかりしないし--出席率が半分まで落ちたら、話は別だけど」 と言っていた。 ところが、その次のセメスターでは、同じ教授がやはり同じようにコメントしているのだけど、 「去年もやっぱりウェブキャストをやったんだけどさ、中盤から講義にくる学生が半分以下になっちゃって...」 さらに 「自分のウェブキャストのアクセス状況はモニターできるんだけど、それを見るとアクセスのない週とある週の差が激しいんだよね。テスト前だけ急にアクセスが伸びるっていう...。講義に出てこないにもかかわらず、ウェブキャストも見ていなかったってことだ。成績も、当然普通より低かった。」 自分も、いつもセメスター始めは大張りきりで数クラス分フィードを登録するのだけど、更新されるたびにマメに聞いてたのはほとんど(汗)。 「後で聞けばいいや」が重なって、結局たまりにたまってしまう。授業に出てるわけでないのでテストもないから、半分以上聞かずじまいで終わってしまうパターンが多い。 このクラスの教授がコメントしたように、生の講義の代わりとしてポッドキャストを利用するなら、相当のself desciplineが必要。 ない人は、高い授業料払って大学で生の講義聞きなさいってことだね(笑)。 (講義を一般公開することで、入学希望者が減る恐れはないのか、という質問に自信満々でない、と答えてた大学側の意図もよーくわかる) 現在は、ほとんどのクラスで「ポッドキャスト聞くだけで授業に出てこない」はNGになってると思う。 病気とかの理由で出席できなかった場合とか、ノートを取り損ねた、意味がよく飲み込めなかった、という時の確認用という位置付けだろう。 そしてもちろん、self desciplineをもって、貴重な講義を聞いて知識を吸収したいという私達のため。 ポッドキャストで講義を聞いて学習したい人、相当の覚悟が必要ですよん(笑)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.09.20 07:57:01
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