カテゴリ:風景
九州山地の五家荘から峠を越えて五木村に入りました。
五木の子守唄をテーマにした彫刻です。 道の駅「子守唄の里五木」付近で見つけました。 五木村には子守唄の彫刻がたくさんあり、これもその一つです。 ♪ おどま盆ぎり盆ぎり 盆から先きゃおらんと 盆が早よくりゃ早よもどる ♪ おどんが打っ死(ち)んだちゅうて だいが泣いてくりゅうか うらの松山蝉が鳴く 誰でも知っている五木の子守唄の代表的な歌詞です。 子どもを寝かせつける本来の子守唄ではなく、子守する人たちが口ずさんだ守子唄です。 貧しい山村の五木では、食いぶちを減らすため、娘たちは7、8歳になると山を越えて子守奉公に出されました。 つらい奉公の間に、誰からとはなく、いつからとはなく歌い継がれて来た唄なのです。 五木の子守唄を聞くことができるHPです→ 五木の子守唄: 二木紘三のうた物語 道の駅周辺の高台には新しい家がたくさん立ち並んでいます。 川辺川ダム建設のために移転した家々です。 しかし、前原国土交通相はダムの建設中止を表明して話題となりました。 長い間、住民たちは建設反対を訴え続け、法廷闘争にまで至りました。 しかし、国に反対し続けることは難しく、公共事業に頼らざるを得ない村は、苦渋の決断でダム建設を容認し、湖底に沈む家々の移転が行われたのです。 闘争に明け暮れた住人は疲弊し、村を去った人も多いといいます。 国が最終的に下した結論は建設中止ですが、すでに立ち退いた跡の水没用地244ヘクタールが残されました。 その活用をどうするのか、村はまた頭の痛い問題を抱えることになりました。 画像全画面表示(フルスクリーンで迫力ある画像をお楽しみください) 壁紙をDLする カレンダー入りの壁紙をDLする 印刷用のカレンダーを作成する 2Lサイズ A4サイズ 撮影地地図 自然が奏でる子守唄の里 五木村
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