壁紙自然派

　ローマの古代闘技場遺跡・コロッセオです。

　ローマではもっとも良く知られた建物でしょう。

　ローマを訪れたこののない人でも、コロッセオならたいていの人が知っています。

　かつて、剣闘士と猛獣が生死を賭けて血みどろの闘いを繰り広げた場所です。

　それを、何万人もの観衆が興奮して眺めたというのですから、今の時代では想像すらもできません。


　コロッセオを南側から望んでいますが、外壁が剥ぎ取られて内部の部材が剥き出しになっています。

　コロッセオが使われなくなった後、中世を通じてコロッセオの建材が他の建築物に流用され続けたために、このような姿をしています。

　周りには剣闘士の衣装を身のまとった人たちがたむろしています。

　彼らを撮影するのは止めた方がいいです。

　高額な撮影料を請求されるといいますから。

　前回はスペイン広場で詐欺に遭った仲間がいましたし、ローマは全くもって油断のならない都市です。




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　コンスタンティヌスの凱旋門です。

　古代ローマ時代の凱旋門で、副帝だったコンスタンティヌス帝が、正帝のマクセンティウス帝に勝利したことを記念して建造されたといわれています。

　ナポレオンがパリに造らせたのエトワール凱旋門のモデルとなっています。

　今ではパリの凱旋門の方がはるかに有名です。

　私も、この凱旋門の存在は、ここへ来るまで知りませんでした。

　すぐ側に巨大なコロッセオがあるので、つい見過ごされてしまいそうです。

　西側にはパラティーノの丘があり、この丘とフォーリ・インペリア通りに続く一帯は古代ローマ時代の遺跡がたくさんあるフォロ・ロマーノです。

　今回は、時間が無くてフォロ・ロマーノを巡ることはできませんでした。




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