カテゴリ:歴史の話
大河ドラマ『平清盛』第45回「以仁王の令旨」の感想です。
「清盛、暴走老人になる」の巻でした。 なぜあんなにもうろくし、肉食になり、暴走老人になったのでしょうか。 そもそも清盛のまつりごととは一体なんなのか? 貿易だけなのか。 史実では、それなりにまつりごとをしていたはずなのですが、 ロクにそれをしている様子も描かれていないですし。 清盛がもうろくした理由を、武士の世の頂きに立ったからだとか、 誰も見たことのない国づくりを目指しているからだとか、通らねばならぬ道だとか、 1人だからだとか、暗闇の中にいるからだとか、そんな情緒的な理由で これまでの10ヶ月間をひっくり返していいのかしら、と思っております。 祇王・祇女・仏御前の話や仲綱の話など平家物語のメジャーどころ、満載の回になりましたが、 細かい話のストーリーへの入れ込み方は相変わらず上手いですねえ。 ―――でも、やはり大筋で、清盛悪人説なのが、腑に落ちない。 にしても、仏御前は16歳のはずですが、なぜか木村多江さん。 ツッコミどころでしょうか…!? ――――― 第45回「以仁王の令旨」あらすじ 後白河法皇(松田翔太)を鳥羽離宮に幽閉し、清盛(松山ケンイチ)はついに武士として初めて天下の頂に君臨する。 清盛は福原にいながら朝廷の人事権を掌握し、高倉天皇(千葉雄大)に安徳天皇への譲位を迫るなど、思いのままの政治を展開していた。 一方、不遇をかこっていた後白河法皇の子・以仁王(柿澤勇人)は、源頼政(宇梶剛士)に接近し、武力決起による平家討伐を考え始めていた。伊豆でも、高い租税に困る東国武士たちは、徐々に平家への不満をあらわにしつつあった。そして義経(神木隆之介)は弁慶(青木崇高)とともに奥州藤原氏を頼り、力を蓄えつつあった。 頂にたち、孤独の中で我を失い始めた清盛をよそに、各地で反平家の火がくすぶり始めていた。 ――――― 次回、第46回「頼朝挙兵」。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012.11.18 21:09:39
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