カテゴリ:歴史の話
いま『歴史読本』の連載の関係で江戸のことについて書いているのですが、
どうやら秋葉原駅は日本で最初の貨物専用駅だったようですね。 東北本線が上野駅より出ていますが、まだ上野駅と東京駅とが繋がっていなかった時代、 上野駅では貨物が捌ききれなくなって、明治23年に貨物専用の線路が秋葉原まで延伸されたとのこと。 秋葉原に集まった貨物はどうしたのかというと、すぐ南にある神田川と運河でつながっていて、 舟運で東京中に運ばれたそうです。 秋葉原駅が貨物の一大集積地だったわけですが、いまや同地がサブカルチャーの一大集積地になっているのも 何かしら因縁があるのかもしれません。 なお、上野駅と東京駅とが繋がって、秋葉原駅に旅客ホームができるのは 時代が下って大正14年のことになります (これで初めて山手線が一周ぐるっと環状化します)。 歴史読本 2014年 07月号 [雑誌] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014.06.09 12:43:58
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