|
テーマ:映画館で観た映画(8381)
カテゴリ:映画・VIDEO
チラシや予告を観て楽しみにしていたところ、イタリアワイン好きの Mさんからお誘いがあり、上映期間も短いので、早速観に行ってきました。 カラヴァッジョと絵画 posted by (C)kaoritaly 彼の描く作品は、モデルを使って描かれ、聖母が娼婦だったり、 “死”に対する執着心から処刑のシーンを生々しく描き、衝撃的です。 今の時代に生きていたらまた違ったでしょうけど、ある意味とても真面目であり、 破天荒でナイーブで、人懐っこさや攻撃的なところなど、つかみ所が無いようで、 とても解りやすい性格だったのかもしれませんが、自分から敵を作って、 最終的に身を滅ぼしてしまった・・そんな風に描かれていたように思います。 ローマの美術館に、彼の作品を観たくて行ったら貸し出し中・・なんてことが多々あり、 教会にある・・と知ったらチェックするようにしていますが、なかなか実物を たくさん観ることが出来ません。でも、たくさん観なくても、その絵画の放つ リアルな残酷さ、表情の豊かさ、そして光と影の描き方には目を見張るものがあり、 数点鑑賞するだけで、お腹いっぱいになるのかも・・。それでも観たい!!と多くの人が 望むので、世界中でいつも彼の絵画がどこかの美術館に持ち出され、その心を奪ってるのですね。 カラバッジョとマリオの画 posted by (C)kaoritaly 映画の画像もこの通り、光と影のコントラストが素晴らしく、 まるで絵画を切り取ったような、素晴らしい映像に魅せられました。 彼のストーリーを丁寧に追ってる反面、躍動感に欠けたかもしれませんね。 でも、彼の半生を知ることが出来て良かったし、本当に素晴らしい映像でした。 最近、京都の美術館でボルゲーゼ美術館展を開催していて観に行ったのですが、 やっぱりカラヴァッジョの作品、≪洗礼者ヨハネ≫を長々と観ていましたね~。 そう言えば、右端に写っている“バッカス”の絵画は、カラヴァッジョの友人である 画家のマリオがモデルですが、そのマリオ演じるパオロ・ブリグリアが画とソックリ! その他のレナや高級娼婦のフィリデは、聖母の顔と似てなかったですけど・・。 ちょっと長めの133分で、船の上のシーンはそんなに必要かな・・って気がしますが、 カラヴァッジョという画家に興味のある人は楽しめると思いますので、 是非、映画館で鑑賞してみて下さい HPは⇒こちら! 最後に解説等をYahoo!からのコピペでどうぞ。 解説: バロック絵画の先駆者として名高い画家、カラヴァッジョの生涯を描く歴史ドラマ。才能がありながら悲運な道をたどった画家の愛と栄光、挫折を演じるのは、『輝ける青春』のアレッシオ・ボーニ。『ラスト・タンゴ・イン・パリ』や『地獄の黙示録』の撮影監督、ヴィットリオ・ストラーロがカラヴァッジョが目にしたであろう色彩や光と影をスクリーンにも映し出し、素晴らしい映像とともに激動の人生を歩んだ希代の天才画家の魅力を堪能できる。 あらすじ: ミラノからローマへ出たカラヴァッジョ(アレッシオ・ボーニ)。画家のマリオ・ミンニーティ(パオロ・ブリグリア)の協力で工房に入り、次第に成功を収めていく。しかし、教皇に献上する絵のモデルに町の娘のレナ(サラ・フェルバーバウム)を使ったことから非難を浴び、レナに対しても危害が及んでしまう。 逆上したカラヴァッジョはレナに傷を負わせた相手を刺してしまい…。 この映画の教訓・・短気は損気、挑発には乗るな。って感じですね(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
March 1, 2010 11:29:30 PM
コメント(0) | コメントを書く
[映画・VIDEO] カテゴリの最新記事
|