年末に、オークションで落札したABEL TR-1が届きました。センターシャフトのウッド製プラグカバーが割れて紛失・・・というもので、「多少の置き傷」ということでまぁまぁの値段でした。普通の人なら、もっとましな状態のものを落札するのでしょうけど、僕には、この状態のほうが好都合だったんです。
なにも、同じ素材で代替部品を作るつもりはありません。取り出したのは、ギターのフレットボードなどに埋め込む真珠貝の板です。(何でそんな物を??でしょ?)
これを極細の専用糸鋸でカットします。このカットした粉というのが・・・体に悪いらしいのですが。
ざっと円形に切り出しました。これをヤスリなどでさらに削って円にします。
現物合わせで細部を調整します。ただし、ナットなどの出っ張りがあるので、フラットな状態だと上手く収まりません。ナット側をルーターでえぐるように削りました。
エポキシ接着剤をシャフト部に多めに入れ接着します。その後、このプレートが下になるように置き、接着剤が真珠貝プレート面に落ちてくるようにして硬化を待ちます。
完成です。実は、これと同じやり方で、Sysyem 2Lリールのプラスティック・プレートを真珠貝プレートに交換した物も持っているんです。
ところでこのリールですが・・・・・
中古では不人気です。新品だと滅茶苦茶高いんですけどねぇ。構造はシンプルで頑丈そのものです。オービスのCFOより丈夫なんだろうなぁ。ところが、華奢だし、すぐひん曲がるハーディー・マーキスなんかのほうが高値で取引されているんですよね。それとディスクドラグのリールとかのほうが人気が高いようですね。クリックドラグでパーミングブレーキかけながらの大物とのやり取りこそ楽しいのになぁ~フライ業界に生息していながらも、なんだか最近の風潮や流行が腑に落ちないのは・・・歳とったせい?
来たるべく解禁の時に、桂川で使うつもりです。WF-3が巻いてあるけど、このままにするか、WF-4に巻きかえるか・・・ま、とりあえず#3でやってからだな。
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