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カテゴリ:地球を歩くコツ
今回はトイレの話です。村にはトイレがありません。日本人にはトイレが必用だろうということで、村人たちがトイレを作ってくれました。寝泊まりしている部屋(小屋)から少し離れた畑の脇に幅30cm、長さ60cm、深さ50cm位の穴が掘られていました。穴の上に板を渡しているだけで囲いの無い簡単なものですが、感謝です。周りから丸見えですので、真夜中、人がいない時に利用します。気づくと近くで牛が寝ていました。空は、星の洪水です。 トイレの無い文化があることに驚いたのですが、この旅では、この村だけではありません。都市部の裏道などで、建物から捨てられた排泄物をみかけることが珍しくありません。ましてや、農村では、どこでもトイレです。実際、村の人と出かけると、皆さん適当な所で用を足します。男性も女性もしゃがんで用を足します。だぶだぶのふわっとした上着が下半身を隠しますので、見た感じではただしゃがんでいるだけに見え、何をしているのかはわかりません。 余談ですが、パキスタンでもアフガニスタンでも、トイレにトイレットペーパーがないことに驚くことでしょう。替わりに、水とジョウロやピッチャーの様な物があるだけで、トイレットペーパーの替わりに水を使います。省資源であり、より衛生的に感じました。(続く) (この記事は1977年当時のことを書いています。) 写真は、村人たち、ムバラス・カーンの子供たち、畑、羊飼い。 【Bon appétit !】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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その昔はトイレもなかったのでしょうね。今はあるのでしょうね。それにしても日本人のことを思ってトイレを作って下さったとはなんと優しい心の人々でしょうね。感謝感謝だったですね。いい思い出は忘れないですね。
トイレットペーパーもなかったから色々考えてくださったのですね。 (2024.02.28 12:18:05)
恵子421さんへ
書き込みありがとうございます。 当時感じたことは、永久にこのままの状態が続くのだろうということでした。実際は変化するのでしょうが、当時の生活は、何百年も同じ状態で来たのだろうなと感じました。 パシュトン人は、おもてなしの民族だと感じました。感謝です。 (2024.02.29 21:13:37) |