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カテゴリ:テレビ・映画・ビデオ・観劇
今朝の新聞で、先日札幌で上映されたドキュメンタリー映画「ライファーズ~終身刑を越えて~」について紹介されていた。
これは、アミティという、アメリカ・アリゾナ州を拠点とする、犯罪者やあらゆる依存症者の社会復帰を支援する非営利団体が取り組んでいる、刑務所内での社会復帰プログラムを描いている作品である。 実は、札幌での上映会and講演会に私も行こうと思っていたのだが、事前予約が必要なことを当日の朝に知り、あわてて電話で問い合わせたら既に定員オーバーで、参加できなかったのだ。 自分のチェックが甘かったことが悔しく、見られなかったことがとても残念である。 今度チャンスがあったら、絶対に見逃したくない。 「アミティ」については、随分前に何かの機会で知っていた。(何かのフォーラムか研修会だったかな・・) その時に、アミティの活動紹介ビデオを見て、とても感銘したことを覚えている。 このプログラムを受けた人の再犯率は、何と26%だという。 アリゾナ州では、社会復帰した受刑者の8割が再犯するといわれる現実からすると、この再犯率の低さは驚異的と言える。 私は、現在の受刑制度にこの方法を取り入れることを真剣に考えて欲しいと望んでいる。 しかし、これほどの実績があるプログラムなのに、まだ支援団体の活動にとどまっているという事実が、司法制度改革の様々な点での壁の厚さを証明するのだろう。 詳しくは、リンクしたホームページを見ていただきたいが、新聞に書かれている次のコメント(1981年にアミティを創設したアービータさんの言葉)を転記しておきたい。 彼女は、10代でレイプ被害に遭った後、様々な事件を起こして刑務所を出入りした経験者である。 「この世では加害者と被害者が明確に区別されているが、実はコインの裏表にすぎない。 人はかつて自分が受けた痛みときちんと向き合わない限り、他人にも同じような痛みを繰り返し与えてしまう。その悪循環を断ち切るお手伝いをしています」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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