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日米首脳会談*日本の主体性が見えぬ(11月17日)
記録のために、コピー。 小泉純一郎首相の対米追従の外交姿勢が如実に表れたブッシュ大統領との会談だった。 日米両国が目指す「同盟の深化」とはこういうことだったのか、とがくぜんとさせられる。 象徴的なのは共同記者会見の冒頭で首相が述べた言葉だ。 「日米関係が良ければ良いほど(日本は)中国、韓国をはじめ世界各国と良好な関係が築ける」 そこにのぞくのは、日米関係至上のいびつな世界観だ。 首相の靖国神社参拝で関係が悪化している中国や韓国からは、米国の後ろ盾を得て足元を見られないようにしているともとられかねない。 今回の会談の目的は同盟の強化を確認することにあった。この方針に沿って首相は、十二月十四日に期限切れを迎える自衛隊のイラク派遣の延長や、先に中間報告がまとまった在日米軍再編の着実な実行を表明した。 しかし、内実は自衛隊と米軍の一体化の推進であり、米軍の任務を自衛隊に肩代わりさせようというものだ。 首相は、米国が主導する対テロ戦争について「長くつらい戦いを覚悟しなければならない」と決意を述べたが、これも米国の忠実な「代弁者」としての発言だろう。 一方、ブッシュ大統領も会談後の演説で「日米同盟はアジアの安定と安全保障の柱だ」と強調した。 確かに米国にとっては、太平洋の対岸のアジアへの入り口として、また世界戦略の要石として、日本は重要な同盟国であろう。 ところがそういう大統領自身、国内外で政治力、求心力の低下という大きな問題を抱えている。 米軍の死者が二千人を超え厭戦(えんせん)ムードが高まるイラク問題、ハリケーンへの対応のまずさ、ホワイトハウス高官のスキャンダルなどによって、国民の支持率は不支持率を下回っている。 イラク問題などをめぐる国連での単独行動主義が、世界の国々から批判を浴びているのも周知の通りだ。 そんな米国に追従し、過剰な配慮を重ねる国が、国際社会で尊敬や信頼を集めることなどできない。いま日本が求められるのは、米国一辺倒ではない主体的な外交姿勢だろう。 もう一つ、指摘しておかなければならないことがある。 今回の会談に間に合わせるため、日米両国は強引に米軍再編の中間報告をとりまとめた。日本側は牛海綿状脳症(BSE)問題で禁輸していた米国産牛肉の輸入再開方針を固めた。 自衛隊のイラク派遣延長表明もそうだが、いずれも重要政策でありながら、国民への説明も国会での議論も十分ではない。 米国への配慮が民主主義に優先してしまっている。順番が逆ではないか。 まったく、小泉さんはどこの国の首相なのだか・・。 sowonさんの 戦争ほど金のかかるものはない⇔戦争ほど儲かるものはない 呉雅力さんの日米首脳会談は屈辱的だね 同感です! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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