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カテゴリ:通信教育・大学、教育、講座、講演会
もともとは、慶應通信課程で卒業した体験ブログだったのだが、
卒業して9年も経つともう、書くネタもなくなってしまった。 そんな私なのだが、このところ「慶應通信」を意識することがちょっとあった。 二週間ほど前だったろうか、慶應から「卒業生のみなさんへ」のようなものが送られてきた。 これは、年に一回か二回送られてくるものなのだが、 まあ、「お知らせと協力依頼」に近いものだ。 「あ、またか」という感じで、 チラッと見たあと古新聞に紛れてしまうので手元にはないが、 いつもちょっと気になることがある。 通信で卒業したので、通信課程で特筆するニュースがあるかと見るのだが、 今まで目にしたことがない。 「創立150周年」の事業が色々あったと思うが、 それにも通信関連のものはなかったような気が・・。 まあ、仕方ないわね・・とは思うが、 ちょっと「大人数兄弟の忘れられた末っ子扱い」されたような気分。 もうちょっと、気を使ってほしいなと思ったりする。 そんな記憶もまだ残っている数日前、 同期に慶應通信に入学した人にすれ違いそうになった。 私は、最近近視が強くなってきているので、 少し離れた人の顔を判別しにくくなっている。 その私が、前方から来た女性がフッと顔を横に向け、四つ角を曲がろうとするのに気付いた。 直感で、「避けられている」と感じ「誰かな?」と目を凝らすと、 同期に入学した彼女だと気付いた。 多分、卒業はしていないのだろう。 私よりずっと若く独身だった彼女は、最初は仕事との両立を目指していたのだが、 数年後に「両立は無理だから、まずは卒業する」と言っていた。 そのあたりまでは、私も試験会場などで勉強の進捗状況を話したりしていた。 確か、文学部の別の類から、私と同じ一類に変更したはずだ。 やがて私が卒業に近くなった頃から、彼女を試験会場で見ることが減った。 私が受験しなくなったからだろうと、あまり気にもしていなかった。 しかし、卒業したあとの慶友会「卒論発表会」でも、彼女の姿は見なかった。 ひょっとしたら、スランプだろうかと思っていたが、そのまま時間が過ぎている。 あれは、明らかに私を避けたのだと思う。 私と会って、「大学、どうした?」と聞かれるのがイヤだったのではないかと思う。 なんだか、ちょっと気の毒な気がする。 頑張ったからといって、すべてがうまくいかないのが人生だ。 ある時めざしたものが手に入らなくたって、それがマイナスになるとは限らない。 いや、思いもかけぬ形で、違うステップに繋がることだってある。 いつか、ばったり出会って、 「あら、元気にしてる?」と、その後を語り合いたいものだと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年03月10日 10時04分44秒
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