|
カテゴリ:つぶやき、人間関係
5月21日(土)に、岩見沢市にある岩見沢農業高校の「グリーンフェア」に行ってきた。
このイベントに行くのは初めてのことである。 岩見沢農業高校は、地元では「岩農(がんのう)」と呼ばれていて、北海道では最大規模の農業高校である。 1907年に空知農業学校として開校したのが始まりだそうだから、 札幌農学校(北海道大学の前身)が北海道開拓のエリート育成学校であるなら、 岩農は農業に従事する人材育成のための学校であったのだろう。 現在北海道には農業関係高校がたくさんあるけれど、私以上の世代の農業者には岩農出身者が多い。 私は石狩管内なので、地元の農業高校(現在は普通科のみ)に進学する人が多かったが、 岩農に進学する人はちょっと一目置かれていたような気もする。 実は、孫が現在この高校に在学中で、孫が育てた野菜の苗も販売すると聞いたので、 やはり祖父母としては行かなくちゃということになった次第。 9時半からオープンということだったが、例年沢山の人が来るというので、9時前に学校に到着。 「野菜苗」「花苗」「加工食品」と大きく三つの販売コーナーがあるのだが、 30分以上も前なのに、少なくても野菜苗には長蛇の列。 とりあえず列に並んだが、お目当てのものが買えるのかと心配になるくらいだ。 幸いに朝からとても良い天気で、並んで待ちながら周囲の人達から情報を得る。 毎年、このフェアで苗を買うという人ばかりで、 「生徒たちが先生の指導の元にしっかりと育てているから、とても良い苗の上に安い」 「ここで買ったら、他のホームセンター等では買えない」 「生徒たちが自動車まで苗を運んでくれるから、とても助かる」などと、 この周辺の人にはとても待たれているフェアのようだった。 並んでいる間に、販売される苗の種類と価格が表示された用紙が渡され、 自分の買いたいものがチェックできる。 苗はビニールハウスの中で販売されるので、10人くらいずつハウスに入り、 苗を箱に入れて会計用のハウスに行く。 それぞれの苗には、育て方の留意事項が書かれた説明書が渡される。 私たちがハウスに入る時には、既にカボチャの苗は売り切れていたけれど 私のお目当てのものはなんとか買えたのでホッとする。 それでも、「あと少し」という苗もあり、私のかなり後方に並んでいた人たちはどうなったかな。 一番乗りの人は6時半くらいに来たという噂を聞いたが、 やはり良い苗を買うには少し早く来なくちゃならないということがよくわかった。 ちなみに私は、ピーマン、ミニトマト、パプリカ、ヤーコン、南蛮等を購入。 その後、花苗コーナーに行くが、これまた立派な生き生きとした苗ばかり。 思わず色々と買ってしまい、私と夫が持てる量限界まで買ってしまう。 その後、加工食品コーナーに行ったが、こちらは次々と「〇〇は完売しました」とアナウンスがあり、 並んでも買えるかどうか不安になりながら、とりあえず並んでみた。 でも、なんとか「チーズ三種類」「味噌」「牛乳一本」をゲット。 それでも買えたので満足である。 この加工食品ブースに並んでいるとき、 お客さんが買った苗を運んでいる孫の顔を見れたので、満足二倍であった。 並んでいる時に、それぞれの学科の生徒たちが色々なアンケートにやってくる。 アンケートや販売、会計、苗の準備や運ぶ手伝いなど、生徒たちが一所懸命働いている姿がとても良い。 農業高校は、野菜や花を育てたり加工するという実践的な勉強と同時に、 実際に様々な人たちとの出会いや会話の中で、人との接し方などを学ぶ機会も多い。 人間を育てるって、このようなことだなと感じさせられた。 そんなことも、孫が岩農に進学してくれたおかげて知ることもできた。 というわけで、帰宅してからは苗植え作業。 例年は野菜の苗はあまり植えないのだが、今年は頑張って庭の一角を野菜畑にする。 さらに、実家で眠っていた簡易ビニールハウスも建ててしまった。 そんなこんなで、昨日もその続きや庭の雑草むしりである。 今日はちょっと一息ついて、ブログを書いている次第。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[つぶやき、人間関係] カテゴリの最新記事
|
|