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テーマ:高校生(37)
カテゴリ:家族・親族
孫が在学している岩見沢農業高校のグリーフェアに行った。
この高校は7学科あり、実習で食品加工や花や野菜の苗栽培をしており、 その成果の発表や市民への還元も兼ねて、毎年この時期にグリーンフェアを開催している。 上の孫は今年三月にこの高校を卒業して、入れ替わりのように下の孫も入学した。 だから、このグリーンフェアに行くのは三回目。 (最初の年は、孫が教えてくれなかったので行かなかった) 9時半のオープンなのだが、最初の年は要領がわからず野菜の苗と花の苗しか買えなかった。 昨年は、9時頃に着いて、夫は野菜苗コーナー、私はハムやチーズ、パンなどの加工食品コーナーに並んだのだが、その時にはすでに長蛇の列。 次々と「バター売り切れました!」「パンが売り切れました!」との報告が続き、 結局希望のもの全部は買えなかった。 なので今年は八時半に学校に着き、夫と手分けして野菜苗と加工食品コーナーに並んだのだが、やはりかなりの人数が並んでいた。 孫の話では7時半に学校に着いたらすでに人が並んでいたとのこと。 幸いとても天気が良かったので、青空の下で並んで待つこと一時間。 売店が狭いので少しずつ入ってゆく形で、さらに30分くらいで売り場に入ることが出来た。 商品の数に限りがあるので一人一点のみということで、 妹やお嫁さんにも頼まれていたけど、とりあえず一点ずつ購入する。 (加塩バターは売り切れ。ベーコン、チーズ3種、ウインナー三種、ハム、パン、豚肉、味噌など) その会計を済ませてから、花の苗コーナーへ。 この時点で野菜苗を買った夫と合流し、彼に荷物番をさせて花の苗を買う。 ここの花苗はとても立派で、市販のものよりは絶対にお買い得。 私ももう少し近ければもっと買いたいところだけれど、乗用車に積むには限度がある。 購入した苗は、生徒さんが車まで運んでくれるというので、 多分生活科学科の女子生徒にお手伝いをしてもらった。 「この学校の苗は、野菜もお花もとても立派だね!」と言うと、 彼女は「うちでは肥料を使っていないんですよ。堆肥で育てているので強いんです」と言う。 えーっ! 野菜も花も肥料を使わずに育てているなんてと、ビックリする。 昨年もここの苗を買って花壇に植えたのだが、足りない分は市内の苗屋さんで買ったが、その強さや立派さには格段の差があった。 そういえば、最初の年に野菜苗を買うときに並びながら、毎年買いに来るという男性と話したことを思い出した。 「岩農(がんのう)の苗は、先生がしっかり指導しているせいかとても良い苗なんですよ」と言っていた。 それは、堆肥で育てているということが大きいのかもしれない。 堆肥も三袋で1000円ということなので、これも買ってきた。 帰宅してから午後は、さっそくその苗で花壇やプランターの花植え作業。 やはり苗が足りないので、花卉農家に走って足りない分を買ってきてまた作業。 結局、夕方までかかってやっと植え付けが終わった。 気になっていた作業を終えてホッと一息である。 毎年思うことなのだが、この学校の生徒たちはいつも自然と触れ合ったり実習をしたりして、 仲間と協力し合いながらの勉強をしているせいもあるのか、 とても仲がよさそうで笑顔も自然だし、私たちとも自然体で会話をしてくれる。 役割によって制服や実習服姿なのだが、どの子の表情も穏やかで明るい。 決して偏差値が高い高校ではないのだが、学びたい子には徹底してサポートしてくれるようだし、 実際に上の孫はこの学校に入学してから勉強が面白くなったようで、 結局は道外の大学に進学することが出来た。 今年入学した孫も「学校は楽しいよー」と言っているし、本当にありがたいと思っている。 感謝をこめて、全部で1万円ほどの苗や加工食品を買ってきた次第。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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岩農の生徒さんへの高評価は、他の方々から聞いたことがある。
身につくお勉強をしているからなのか、実学だからなのか、実際に命の営みに責任を持って関わっているからなのか、他の学校の生徒さんとは違うステキな若者がいると言う話だった。 お尋ねしてみたいなあと、なんとなく憧れている。 (2018年05月16日 00時24分11秒)
ショコラさん、おはようございます。
>岩農の生徒さんへの高評価は、他の方々から聞いたことがある。 そうなのですか!? とても嬉しいお話です。 私は岩農とは違う地方に住んでいるので、岩農の評判を聞くことはほとんどありません。 でも、農業を営む人たちには岩農出身者も多いのですけど。 >身につくお勉強をしているからなのか、実学だからなのか、実際に命の営みに責任を持って関わっているからなのか、他の学校の生徒さんとは違うステキな若者がいると言う話だった。 私もそう感じています。 それに、みんな岩農の生徒であることに誇りを感じているようなのです。 今年の花卉栽培をしている生徒さんが、「うちの学校は肥料を使っていないので、お花も元気なんです」と言った表情は、自分たちが育てている花苗への愛情と自身に満ちていました。 昨年出会った女子生徒は、「岩農は就職率100%なんですよ。先輩たちが頑張ってくれたから評価が高いって話です。推薦で進学する子も多いんですよ」と、この学校を選んだことへの誇りと自信に満ちてました。 自分の学校を愛することができるって、本当に素敵だなと思いました。 私は、学校でいじめられたり、先生に不当な対応をされたり排除される生徒たちと出会うことが多いので、なおさらそう思うのでしょう。 でも、これは「自ら望んで」この学校を選んだからだとも思うのです。 農業高校などは偏差値は高くないので、学力面で公立普通科を望めなくなった子が、「仕方がないから農業高校」となった場合は、やはり辛いかもしれませんね。 私は二人の孫が岩農に進学してくれたことで、色々なことを学んだし考えさせられていますので、孫たちに感謝です。 機会があれば、ぜひ訪問してください。 (2018年05月16日 08時19分48秒) |
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