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テーマ:自然環境について(3)
カテゴリ:食べ物、飲み物、自然環境
しばらく畑に行かずにいると、畑の様相が一変している。
枝に芽が出始めていたような二週間前だったが、今は枝に葉が茂り始め、花芽が沢山ついている。 開花は今月末から来月にかけての予想のようだが、今のところ順調に生育しているようだ。 下草はブドウ以上に茂っていて、以前はタンポポの綿毛がうるさかったが、 今は黄色やオレンジ色のタンポポに似た花が群生し始めた。 (残念ながら名前がわからない) もちろん、イネ科の植物やイタドリ、この土地に根付いている葛などがぶどうの木にまとわりついているような感じ。 この日の作業は、伸びてきている枝の誘引と、株周りの雑草除去。 草刈り機で刈るにも、株周りが草で埋もれていたら枝を傷つけてしまうためだ。 いつもこの季節は、自然の木々や草花のたくましさを感じる。 この畑には、一体何種類の植物や微生物、虫や鳥が共生しているのだろう。 息子たちはできるだけ自然の状態の中で、 多様な生き物と共生しているぶどうを育てたいと考えているようなので、 毎年毎年、共生のバランスのギリギリ許容範囲で防除などをしているという。 だから、ちょっと油断すると肝心のぶどうにダメージを与えることになる。 なんとめんどくさい仕事をしているのだと、この畑を手伝うようになってからいつも思うのだが、 生き物は元来面倒くさく手のかかるものなのだ。 人間の作業効率のためにバランスを崩したら、必ずしっぺ返しが来る。 日々、そんなことを感じているので、畑の中にいるとなんだかホッとするのかもしれない。 みんな精一杯生きようとしている。 食物連鎖の中で動植物は生存できるのだから、 それぞれが命を分け合い支えあって生きているのだ。 ウィルスだって同じことだ。 ウィルスに何種類あるのかわからないが、そのウィルスのおかげで人間が守られているってこともあるのではないか。 新型コロナウィルスは今人類の目の敵にされているが、彼らにも大切な役割があるのかもしれない。 私はずっと、このウィルス騒ぎは人間社会への警鐘だと感じてきたが ひょっとすると人類が生き残ろために必要なプロセスなのかもわからない。 なんて、ちょっと妄想めいたことも考えながら作業をする一日だった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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