ブログを確認したら、今年の収穫が始まったのは9月20日だった。
あれから一か月ちょっと、息子たちは多くの収穫ボランティアの人たちに助けられながら、
収穫→仕込み→収穫→仕込みの毎日を繰り返してきた。
勿論私達も、都合のつく限り畑やワイナリーに通って手伝ってきたのだが、
10月24日に全部の収穫が終了した。
春の芽吹きの時から、収穫の時に向けて祈るような気持ちでブドウたちを見守ってきたのだが、
今年は春先の天候に恵まれ、夏の少雨や乾燥もぶどうには悪い影響を与えなかったようで、
まずまず豊作の状況で終わることが出来たようでホッとしている。
今年は飛び込みの自費研修生がやってきて、その彼が本当に働き者の性格の良い青年で、
一緒に作業をすることも楽しい日々だった。
元気で健康的な若者は、周囲を明るくしてくれる。
コロナ禍が続いた影響で、若者の自殺が増えているニュースを見るたびに
やりきれない気持ちになるが、こんな北海道の片隅では、
自分のやりたいことに夢中になっている若者たちがいる。
そして、ワインを通してつながりあっている様々な人たちが、
年に一度の収穫と仕込みを共に作業し、北海道の自然を存分に楽しんでいる。
その姿をかたわらで見ていると、「まだ日本は大丈夫」と思えて嬉しくなる。
さて、これからは後始末作業が始まる。
どんどん寒くなり、時には雪が舞う中での作業なのであまり好きではないのだが、
手伝うことのできる体力がある間は、夫婦二人で手伝いに行きたいと思っている。
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最終更新日
2021年12月02日 08時33分41秒
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