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テーマ:面会♪(3)
カテゴリ:家族・親族
隣町の介護医療施設に入所している母との、月に一度のリモート対面の日。
施設に入所してから一か月、どうしていることやらと思いながら妹と二人ででかける。 現在のところこの施設では、月に一度のリモート対面15分間、家族は三人までというルール。 タブレットを通して母と対面し、声をかける。 最初はきょとんとした顔をしていたが、私達の顔を理解したら「あー、わかるよ」と返事をしてくれた。 思いのほか反応が良くてホッと一安心。 しかし、耳が遠いせいもあって私達の声が聞き取りにくいのか、そばにいる看護師さんがその都度通訳してくれる。 私達も慣れていないので、何を話しかけたら良いか戸惑いながらの会話である。 でも、「食事はおいしいし食べている」とか、「部屋は二人いる」「みんなよくしてくれる」ということは自分の口で話してくれた。 「何か私達に話したいことある?」と聞くと、その時はそれまでより大きな声で「こっちに来なさい!」という。 それは、元気なころに私達に少し命令口調で話す、間違いなく母の言い方だった。 ああ、直接面会に来ない私達に対して不満なのだろうなと感じると同時に、 ぼんやりと日々を過ごしていても、色々思ったり不満だったり、 どうして誰も来ないのかと思っていたりするのだろうとも想像する。 隣の看護師さんが耳元で「今はまだ直接会えないんだよ」と話してくれて、 それに対しては「わかった」と頷いている母だった。 途中で何度も、「こんなことができるなんて、ビックリだー」という。 多分、テレビ画面で話しているように感じているんだろう。 正直なところ私達だって、こんな時代になるなんてビックリです。 来月はまだリモート対面だけれど、7月からは面会室での直接対面となるようである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023年06月01日 07時47分24秒
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