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カテゴリ:家族・親族
私は三姉妹の長女。下の二人の妹たちとは、四歳ずつ年が離れている。 末の妹が市内にある自宅の庭まわりの手入れのために帰ってきているので、 隣町のお寿司屋さんでランチをしてきた。 この店は個室があるし、この日の部屋は一番端だったので 隣を気にせずおしゃべりすることが出来た。 いつも三人で話をする時には、おなじ親、同じ家庭で育っても 異なる育ち方をしているのだなと思う。 また、性格も三人三様で、違う感じ方をする者同士では話がどうもかみ合わないのは良くある話。 今回もそれを痛感し、ビックリ仰天のことがあった。 互いに気を遣っている結果ではあるのだが、 感じ方がずれると勘違いを通りこして誤解が生じる。 具代的に書くのはやめておくが、今回は私にとってショックな誤解であった。 それでも姉妹であるし、関係を悪化させるのはお互いに嫌なので、 なんとかその後は普通の会話に戻すことが出来た。 私としては言い分も多々あったけれど、妹には言い訳にしか感じられないだろうと、 「それは私の聞き間違いだったのかもしれない。ごめんね」と謝った。 もう何か月も前のできごとだが、その間妹は腹に据えかねていたのかもしれず、 何となく重い雰囲気が続きそうだったのだが、それを緩和してくれたのは末の妹だった。 思えば、このパターンは子どもの頃からあったような気がする。 二番目の妹は、思い込むと考えを変化させることが苦手。 随分前から、どうも私の話には素直に「それもそうだね」と言わず、 私はひそかに「年齢があがっていよいよ頑固になってきたのかな」と思うことが何度もあった。 母が自宅にいた最後の頃から、一切私には何も相談することがなくなり、 私が大変だろうと思い「たまには友達とランチにでも行ったら」などと言っても、 「お母さんの細かいこと、お姉ちゃんにはわからないでしょう」と言われたこともある。 私は妹に強い口調で言われると、何だか自分に自信がなくなり、 「大丈夫だよ、任せなさいよ」とはっきり言えず 「何か手伝うことがあったら言ってね」としか言えない。 そのパターンが、少しずつ誤解を生じる伏線になっていたのだろう。 一応今回のことは、妹が私に思いをぶちまけたおかげで互いの誤解がわかったのだが、 これからもこのパターンが続くような気がして気が重いのは事実。 それでもお互いにそれなりに大人だから、表面上は以前通りではあるのだが。 帰宅してからも色々な思いが心をよぎる。 その時の三人の話で、お互いの両親の思い出が随分異なっていることを改めて知る。 私は早い頃から母親の顔色を気にしながら暮らしていたが、 妹たちはまったくそんなことがなかったらしい。 二番目の妹はよく母親に叱られていたようだが、あまり傷にはなっていないようだ。 末の妹に至っては、可愛がられたという印象が強いようだ。 この差は大きいと思う。 子どもの生来の気質は、親の反応も変化させる。 私と母は、やはりどうも相性が悪かったようだ。 それでも性格の違いは悪いことばかりでもない。 …と考えることにしよう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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