雪月花～北海道からの日記

今日は，学校で冬の避難訓練がありました。
冬なので，あらかじめ外靴を履いて防寒具を着て授業を受けました。
そこへ突然のサイレンが鳴って，地震であることを知り，グランドに出て行くのです。
グランドは，先日の冬の運動会で固められているので，雪の中とはいえ逃げることができます。
まあ，大きな問題もなく無事みんな訓練を終えることはできたのですが，
いろいろ考えることがありました。

一つは，緊急事態はいつ起こるかわからないので，外靴や防寒具は準備できないということ。
上靴での避難は，雪の上で滑って転ぶ人が続出するだろうと思います。
また，教室内は昼頃には結構な室温になって，中には半袖の子もいるのでそんなときに避難したらどうなるのでしょう？

もう一つは，たとえ避難できたとしても火事などで校舎に入れない場合は，その後の子供たちはどうなるのでしょう？
夏ならグランドにいても問題はないでしょうが，冬はどうしようもありませんよね。
そのまま帰宅させるにしても，共働きで自宅に誰もいない場合は，どこかで預からなければなりません。

課題があるのはわかっているし，どうにかしないといけないというのもわかっているのですが，実際はそれほど真剣に考えられているわけではありません。
そんな例があまりないのも事実ですしね。
う～ん，当事者でありながらよい方法が見つからないのが現実です。