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再出発日記

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洋画(12~)

2021年10月17日
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カテゴリ:洋画(12~)
今月の映画評「82年生まれ、キム・ジヨン」



2年前、日本で韓国文学が異例の数十万部を売り上げました。「キム・ジヨンは私だ」という女性の声が後を絶ちません。親戚付き合い、父親の男女差別、就職、痴漢行為、等々、今まで見過ごされてきたジェンダー問題が見事に浮き彫りになっていました。

例えば、韓国独特の「ママ虫」という言葉があります。「専業主婦」のことを男性や独身女性が「我々は頑張っているのに、彼女たちはいい身分だよな」というニュアンスで使われているようです。子供のために仕事を辞めて頑張っているキム・ジヨン(チョン・ユミ)は、そうやってひとつづつ、少しづつ傷ついていました。そうして彼女に「憑依」という現象の多重人格が現れ出した、という所から映画が始まるのです。

映画では、現代の話に焦点が絞られていたし、コン・ユが理解ある夫になっているので、原作ほどの説得力はないかもしれません。

それでも、これを観た男性の映画仲間は「あの時の夫のあの一言はないよね」と憤っていました。この言葉を見逃すか、見逃さないかに、男性のジェンダー感度がかかっていると言っても過言はない、と私は思います。(←甘いかな)

ものすごい決定的なドラマがあるわけではありませんが、それでも女性には大きな共感を持って迎えられたようです。最後は原作にはない救いがあります。原作を豊かに膨らませた部分もあります。これが映画的な作法でしょう。これは鑑賞者が試されている、そういう作品です。

(2020年韓国キム・ドヨン監督作品、レンタル可能)








最終更新日  2021年10月17日 11時34分25秒
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2021年10月09日
カテゴリ:洋画(12~)
九月見た最後の3作品。



「MINAMATA」

ラストに世界中の公害訴訟写真が(おそらく現在も闘われている)映し出される。間違ってはいけないのは、この映画は、そういう世界的視野で作られた作品なのだということだ。

日本映画では滅多に見ない「これは事実に基づいた作品」キャンプションが冒頭を飾る。ところが、現像ラボの焼き討ちはホントにあったことだとしても、警官の問答無用の家宅捜索や工場の命令口調の妨害はホントにあったことだとは思えない。あんなに酷くはないと言いたいのではなくて、日本人ならばもっと陰険にやる。その辺りがワールドワイドな作品らしい。真田正之や加瀬亮、浅野忠信、國村隼みたいな大物が参加しているのが、解る。

よく考えたら、水俣の委任状操作、焼き討ち、工場での催涙弾、交渉過程等々、そして2013年の首相による宣言など、これがはじめての日本のドラマなのだということが恥ずかしい。もうまるきり原発映画と同じではないか?

(解説)
伝説の写真家ユージン・スミスと水俣の実話から生まれた衝撃の感動作

ジョニー・デップが、全世界に関わるある重大なメッセージをハリウッドから発信する。伝説の写真家ユージン・スミスと当時の妻が、1975年に発表した写真集「MINAMATA」の映画化だ。ユージン・スミスは、今尚注目される史上最も偉大なフォトジャーナリストの一人、そんな彼が日本の公害病“水俣病”を取材した写真集である。ジョニーは今もまだ続く水俣の危機に当てたスポットライトで、各国で同じ環境被害に苦しむ多くの人々をも照らし出そうと、主演し自らプロデューサーにも名乗り出た。共演は英国の名優ビル・ナイに、日本からは真田広之、國村隼、美波、加瀬亮、浅野忠信、岩瀬晶子と、国際的に高い評価を受ける実力派が集まった。また、音楽は産業公害に強い関心を持つ坂本龍一が同じ志を持つ者として引き受けた。
人々の暮らしに寄り添ったユージンの瞳とカメラを通して私たちが見るのは、闇に包まれた苦難の瞬間にも、光として浮かび上がる人間の命の輝きと美しい絆。警告と希望を焼き付けた、今こそ体験するべき一本が誕生した。
(STORY)
1971年、ニューヨーク。アメリカを代表する写真家の一人と称えられたユージン・スミスは、今では酒に溺れ荒んだ生活を送っていた。そんな時、アイリーンと名乗る女性から、熊本県水俣市にあるチッソ工場が海に流す有害物質によって苦しむ人々を撮影してほしいと頼まれる。水銀に冒され歩くことも話すことも出来ない子供たち、激化する抗議運動、それを力で押さえつける工場側。そんな光景に驚きながらも冷静にシャッターを切り続けるユージンだったが、ある事がきっかけで自身も危険な反撃にあう。追い詰められたユージンは、水俣病と共に生きる人々にある提案をし、彼自身の人生と世界を変える写真を撮る──。

2021年9月23日
シネマ・クレール
★★★★



「空白」
悪意の押し付け
善意の押し付け
苦しい。観る方がかなり苦しい。

遺族がモンスターになる
という事前宣伝のミスリード

そういう単純な話ではなかった。

衝撃の「空白」が明らかになる

そういう単純な話ではなかった。

古田新太の7年振りの主演。
その割には、一切テレビ宣伝に出なかった。何故?

非常に「誠実な」作品だった。

私は兄貴がこの夏に死んだ時に、空白の3時間を少しはしゃいで推理した。バカなことをした。

(解説)
はじまりは、娘の万引き未遂だった。
ある日突然、まだ中学生の少女が死んでしまった。スーパーで万引きしようとしたところを店長に見つかり、追いかけられた末に車に轢かれたというのだ。娘のことなど無関心だった少女の父親は、せめて彼女の無実を証明しようと、店長を激しく追及するうちに、その姿も言動も恐るべきモンスターと化し、関係する人々全員を追い詰めていく。

『新聞記者』『MOTHER マザー』のスターサンズが、『ヒメアノ~ル』『愛しのアイリーン』などで、衝撃と才能を見せつけた監督・𠮷田恵輔とタッグを組み、現代の「罪」と「偽り」そして「赦し」を映し出す、𠮷田恵輔監督オリジナル脚本で挑むヒューマンサスペンス。

観る者の心臓をあわだてる悪夢のような父親・添田充を、7年ぶりの主演映画となる古田新太が演じる。土下座しても泣いても決して許されず、人生を握りつぶされていくスーパーの店長・青柳に、古田新太と実写映画初共演となる松坂桃李。その他 出演者には、田畑智子、藤原季節、趣里、伊東蒼、 片岡礼子、そして寺島しのぶなど実力派俳優から、眩しいまでの才能を放つ若手までが揃った。この現代に生きるすべての人々の、誰の身にも起こりえる出来事に鋭く視線を向けた監督・𠮷田恵輔の「脚本」に俳優陣がケレン味なく体当たりした。

日本映画史に残る息の止まる感動のラストシーンに、𠮷田監督最高傑作との呼び声も高い渾身の一作が誕生した。 いちばん近くにいるのに、一番分からない。それでも、父親でありたかった。

STORY
スーパーの化粧品売り場で万引きしようとした女子中学生は、現場を店長の青柳直人(松坂桃李)に見られたため思わず逃げ出し、そのまま国道に飛び出してトラックと乗用車にひかれて死亡してしまう。しかし、娘の父親(古田新太)はわが子の無実を信じて疑わなかった。娘の死に納得できず不信感を募らせた父親は、事故の関係者たちを次第に追い詰めていく。
キャスト
古田新太、松坂桃李、田畑智子、藤原季節、趣里、伊東蒼、片岡礼子、寺島しのぶ
スタッフ
監督・脚本:吉田恵輔
音楽:世武裕子
企画・製作・エグゼクティブプロデューサー:河村光庸
プロデューサー:佐藤順子
アソシエイトプロデューサー:山本礼二
ラインプロデューサー:道上巧矢
撮影:志田貴之
照明:疋田淳
録音:田中博信
キャスティング:田端利江
装飾:吉村昌悟
衣装:篠塚奈美
ヘアメイク:有路涼子
助監督:松倉大夏
制作担当:保中良介
題字:赤松陽構造
編集:下田悠

2021年9月26日
MOVIX倉敷
★★★★




「アウシュヴィッツ・レポート」

「過去を忘れる者は、必ず同じ過ちを犯す」(ジョージ・サンタヤナ)
元ドイツ大統領の言葉ではない。それよりもかなり厳しい言葉である。それが冒頭に示される。そして、エンドロールで歌は流れない。。代わりに、直近の有名政治家のあらゆる「ヘイトスピーチ(当然トランプのそれもある)」が流れて終わった。移民を許せば国家が不幸になる、という様な言葉が延々と五分以上続くのである。

その間に映し出されたのは、目も背けたくなる様なアウシュヴィッツの実態だった。レポートを書いた二人の逃亡は、実は映画の1/3に過ぎない。2/3は残された人々のドイツ軍人からの報復の様な虐待である。まるまる三日間9棟の約50人は立たされたまま、逃亡の情報はないか、絞り出されるのである。当然人は死ぬ。おそらく5人は死んだ。それよりも生きている方がつらい。真冬の中三日間立つことは想像できない。

死体処理班(コマンダー)が命がけで収集し、命懸けで運び込んだ証拠や証言も、1944年5月段階の連合国首脳部を動かさなかった。12万人が助かった、彼らの英雄行為を讃えるかの様なCMが流れているが、彼らの要望は、一瞬でも早くアウシュヴィッツ自体を彼らの仲間ともども空爆して欲しい、ということだった。今の倍する犠牲者を出さないために。結局、アウシュヴィッツの犠牲者は600万人に及んだ。現代よ忘れられない悲劇だろう。

(解説)
1942年にアウシュヴィッツに強制収容された二人の若いスロバキア系ユダヤ人は、1944年4月10日に実際に収容所を脱走し、アウシュヴィッツの内情を描いた32ページにも渡るレポートを完成させた。収容所のレイアウトやガス室の詳細などが書かれたレポートは、非常に説得力のある内容で、このレポートは「ヴルバ=ヴェツラー・レポート(通称アウシュヴィッツ・レポート)」として連合軍に報告され、12万人以上のハンガリー系ユダヤ人がアウシュヴィッツに強制移送されるのを免れた。本作の監督は、スロバキア人のペテル・ベブヤクが務め、本年度アカデミー賞国際長編映画賞のスロバキア代表に選出された。脱走する二人のスロバキア人は、『オフィーリア 奪われた王国』のノエル・ツツォル、新人のペテル・オンドレイチカが熱演。二人を救済する赤十字職員ウォレンには『ハムナプトラ』シリーズのジョン・ハナーが好演している。

(ストーリー)
1944年4月、アウシュヴィッツ=ビルケナウ収容所。多くの囚人にとっては変わらない朝だったが、遺体の記録係をしているスロバキア人のアルフレートは、日々多くの人々が殺される過酷な収容所の実態を外部に伝えるため、同じスロバキア人のヴァルターとともに脱走を実行した。脱走が明るみになり、残された同じ収容棟の囚人らは、何日も寒空の下で立たせられ、ラウスマン伍長から執拗な尋問を受けていた。仲間の助け・想いを背負った二人は、なんとか収容所の外に脱走し、ひたすら山林を国境に向けて歩き続けた。今にも倒れてしまうほど疲弊していたが、奇跡的に助かり、赤十字によって救出された二人は、赤十字職員のウォレンにアウシュヴィッツの信じられない実態を告白しはじめた。果たして、彼らの訴えは世界に届くのか-。

2021年9月30日
シネマ・クレール
★★★★
















最終更新日  2021年10月09日 16時26分58秒
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2021年10月08日
カテゴリ:洋画(12~)
中間の3作品。「座頭ー」は既にアップしたが、流れを確認するためにも再掲。




「座頭市物語」

傑作。1962年作品。
既に座頭市の腕は知れ渡っていて、食客として賭場に入り、そして去ってゆくという形は出来上がっている。全ての渡世者作品(女に惚れられて振って去ってゆくことも)の形を踏襲しながらも、隅々まで神経の行き渡った「心理戦」が素晴らしい。座頭市が盲目なので、一段とピリピリとした画面になっている。なかなか見せなくてやっと披露する最初の居合抜きは、正に目にも止まらない。どう撮影したのだろう。そしてロケかセットかわからないけれども、リアルな美術も素晴らしい。当時の時代劇スタッフの底力が判る映像。

おたねが突然座頭市に告白するのは、現代にリライトするのならばもう少し説明が必要だけど、元はヤクザの兄貴の女だったのだからあり得ると見なければならない。一切濡れ場はないが、月夜の帰り道で座頭市に顔を触らせて微かに唇に触れさせるのは、かなりの熟練した女と見なくてはならない。実際かなりエロい場面である。それを清純派とも言えないけれどもそそとした美人の万里昌代にやらせる監督の強かさ(おたねは続編・4作目でも続投する‥‥万里昌代は68年を最後に銀幕から引退している)。ヤクザの出入りで、庶民が迷惑を被る、どちらのヤクザも、食客を利用する事しか考えていないなど、ヤクザに対する見方が厳しい、むしろコレがテーマだとも思える。「めくら」という単語が30-40回は出てくる脚本で、もはやテレビでは決して放映できないが、もっと知られるべき傑作である。

(解説)
 勝新太郎が盲目のヤクザを演じて大ヒットし、合計26作品が製作された「座頭市」シリーズの記念すべき第一弾。原作は子母沢寛の随筆集『ふところ手帖』に収録された短編『座頭市物語』で、これを犬塚稔が脚色し三隅研次が監督した。勝新太郎と天知茂の名演技、伊福部昭の音楽など、見どころが満載。  
(ストーリー)
貸元の助五郎は居合抜きの腕前を見込み、坊主で盲目の座頭市を食客として迎え入れた。市は結核に冒された平手造酒という浪人と知り合うが、彼は助五郎のライバル笹川親分の食客となってしまう。二人は酒を酌み交わしながら、ヤクザの喧嘩で斬り合うのはごめんだなどと話した。助五郎たちと笹川一家の緊張が高まる中、造酒が血を吐いて倒れてしまう。

2021年9月14日
TOHOシネマズ岡南午前10時の映画祭
★★★★★



「白頭山大噴火」
ツッコミどころ満載ではあるが、例によってスピード感ある脚本によって最後まで楽しめてしまう。それと、米国と中国の思惑通りにはいかないぞ、という韓国民の伝統的な思惑も観れる。彼らの都合で地震の噴火の阻止を阻止させられたら溜まったもんじゃない!

相変わらず、イ・ビョンホンはかっこよく、ハ・ジョンウは今回は臆病な軍人を演じるけどちゃんと最後には男気出します。マ・ドンソクが最後まで学者だったのが意外。

それにしても、遠く離れたソウルであんなにビルが倒壊するのならば、今すぐにでも建築法を変えないと‥‥。

(解説)
『KCIA 南山の部長たち』などのイ・ビョンホン、『クローゼット』などのハ・ジョンウ共演によるディザスタームービー。朝鮮半島にそびえる白頭山の大噴火沈静化を命じられた韓国軍大尉が、その鍵を握る北朝鮮の工作員と核燃料を探し出すために同国に潜入する。監督は『22年目の記憶』などのイ・ヘジュン、『監視者たち』などのキム・ビョンソ。『スタートアップ!』などのマ・ドンソクのほか、チョン・ヘジン、ペ・スジらが脇を固める。
(ストーリー)
北朝鮮と中国の国境付近に位置する火山・白頭山で、観測史上最大級の噴火が発生する。噴火によって大地震も誘発され、ソウル市内のビル群が倒壊するなど人々はパニックに陥る。白頭山の地質研究の権威である大学教授カン(マ・ドンソク)がさらなる大噴火の発生を予測したことを受けて、韓国政府は韓国軍大尉チョ・インチャン(ハ・ジョンウ)と彼が率いる爆発物処理班に対し、北朝鮮に潜入して火山沈静化を図る秘密作戦の遂行を命じる。そのためにインチャンたちは、作戦成功の鍵を握るとされる北朝鮮人民武力部の工作員リ・ジュンピョン(イ・ビョンホン)を見つけようとする。

2021年9月14日
TOHOシネマズ岡南
★★★★



『先生、私の隣に座っていただけませんか?』

流石の黒木華。まさかの奈緒がそういう反応するか。

「もう遅い」私もそう思いました。でも、それだとありきたりな結末なので、もう一捻りふた捻りしたところが、この作品の新しいところ。

しかも、テイストはギャグ映画。えっ違う?それは貴方に後ろくらいところがあるからでは?

受けの柄本祐はそうなるのかなあ、悔しいけどありうるなあ。

反論ある方もいるかもしれませんが、黒木華は不倫はしていないに一票。

超低予算映画なのに、キチンと観させる。素晴らしい企画だと思う。

何故か、20代らしき黒木華の愛読書が、90年代初めの小学館「BASARA」と70年代中頃の「ポーの一族」って、ちょっと違うだろ?なんでそれが実家の本棚にあるの?

ちなみに、私にはある仮説がある。

日本は史上何回か、倫理に厳しい時代を繰り返してきた。
本来は女系社会だった古代では、男の血統などは関係なかったから処女性はおろか、不倫などは問題にならなかったようだ。時代が下って源氏物語やとりかえばや物語の世界では、不倫し放題。しかし、その頃になると「人妻」という言葉は一切出てこなくなる。万葉集には15首もある。一種のブームである。実はこの時期(7世紀後半)中国の法制度に倣った律令が制定された。この時だけ「人妻と情交した者・人妻の身で情交に応じた者」が処罰の対象になった。この時だけ、これは「タブー」になったのである。だから、かえってこれは「甘い誘惑」を伴う新鮮な言葉になった。男の血統を保証する宦官制度は、遂に日本に導入されなかった。平安時代半ばになると、後宮は公達の集まるサロンと化す。娘を天皇家に入内させ、生まれた皇子の後見役として勢力を伸ばす「セックス政治」に徹し、「ゆるい」サロンで人心をつかむ方向に政治は変わる。
日本は最初から国選歴史書で兄妹間で子供をもうけて国づくりをしている。ずっと国の最高権力者たちが「性愛」の物語の作成と普及に積極的関わって来た。万葉集、古今和歌集、源氏物語、能狂言、歌舞伎。ただ、外の目を気にした時に(飛鳥、戦国、明治)タブーが厳しくなった。そういう意味では、オリンピックを迎えた2021年前後が、日本史上、4回目か5回目かの倫理に厳しい時代に突入していると思う。だから、こういう作品が生まれるのは、ある意味「必然」なのである。

(ストーリー)
結婚5年目を迎えた、俊夫(柄本佑)と佐和子(黒木華)の漫画家夫婦。佐和子が不倫をテーマにした新作を描き出すが、佐和子の担当編集者である千佳(奈緒)と不倫をしていた俊夫は、佐和子の新作に登場する夫婦が自分たちとそっくりであることに気づき、自らの不倫がバレたのではないかと考える。そして漫画のストーリーは、佐和子をモデルにしたらしき女性と自動車教習所の先生が恋に落ちる展開を迎える。
キャスト
黒木華、柄本佑、金子大地、奈緒、風吹ジュン
スタッフ
脚本・監督:堀江貴大
劇中漫画:アラタアキ、鳥飼茜
音楽:渡邊琢磨
主題歌:eill
製作:中西一雄、小西啓介、鳥羽乾二郎、久保田修
プロデューサー:小室直子、村山えりか
スーパーバイジングプロデュ ーサー:久保田修
ラインプロデューサー:原田文宏
撮影:平野礼
照明:川邉隆之
美術:布部雅人、春日日向子
装飾:加々本麻未
録音:加藤大和
編集:佐藤崇
衣裳:宮本茉莉
ヘアメイク:外丸愛
助監督:成瀬朋一
制作担当:仙田麻子
宣伝プロデューサー:鶴田菜生子
上映時間119分

2021年9月20日
MOVIX倉敷
★★★★★









最終更新日  2021年10月08日 11時57分34秒
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2021年10月07日
カテゴリ:洋画(12~)
9月に観た映画は9作品でした。比較的良作が揃っていたと思います。3回に分けて紹介します。



「虎狼の血level2」

鈴木亮平の上林が怖すぎる、という評判を楽しみにしていたのですが、怖すぎました。私ホラー苦手なんです。少年の時に両親を惨殺して、ずっと自殺したかったサイコ野郎が、どんどん暴走してゆくさまを、初めから予想して絵を描いていた上層部が怖すぎる。

大上(狼)に育てられた日岡が、自らを犬と認めてゆく様を描いた作品。これが成立するのも、ヤクザ法が成立する平成4年以前の話だから。

もうヤクザ映画というのは、今年の3作のタイプを除くと成立しないのだろうか?

西野七瀬がどこまで脱ぐのか?と期待していたが、まさかあそこまでとは!ある意味すごい。それなりに大人の女の色香は出していたのに、勿体ない。

STORY
広島県警呉原東署刑事二課の日岡秀一(松坂桃李)は、マル暴の刑事・大上章吾に代わり、広島の裏社会を治めていた。しかし、上林組組長の上林成浩(鈴木亮平)が刑務所から戻ったことをきっかけに、保たれていた秩序が乱れ始める。上林の存在と暴力団の抗争や警察組織の闇、さらにはマスコミのリークによって、日岡は追い詰められていく。
キャスト
松坂桃李、鈴木亮平、村上虹郎、西野七瀬、早乙女太一、斎藤工、吉田鋼太郎、滝藤賢一、中村獅童、音尾琢真、矢島健一
スタッフ
原作:柚月裕子
監督:白石和彌
企画・プロデュース:紀伊宗之
プロデューサー:天野和人、高橋大典
脚本:池上純哉
音楽:安川午朗
撮影:加藤航平
照明:川井稔
美術:今村力
録音:浦田和治

2021年9月2日
MOVIX倉敷
★★★★



「子供はわかってあげない」
子供はわかってあげない、と言いながら、大人の事情は十分新釈できるつくりになっているが、それを含めて子供はわざと無視するのだろう。

「いい子に育った」
藁谷さんの呟きには実感がある。
クスクス笑える、夏の癒しムービー。
田島列島の世界のまんま。


見どころ
モーニングで連載され「マンガ大賞2015」の2位に選出された田島列島のコミックを実写映画化。高校生たちのひと夏の冒険を描く。ヒロインを『羊と鋼の森』などの上白石萌歌、相手役を『町田くんの世界』などの細田佳央太が演じ、『スマホを落としただけなのに』シリーズなどの千葉雄大をはじめ、古舘寛治、斉藤由貴、豊川悦司らが共演。『南極料理人』などの沖田修一がメガホンを取った。

あらすじ
ひょんなことから仲良くなった水泳部員の朔田美波(上白石萌歌)と書道部員の「もじくん」こと門司昭平(細田佳央太)は、突然送られてきた「謎のお札」をきっかけに、幼い頃に別れた美波の実の父親を探すことに。もじくんの兄(千葉雄大)の協力を得て実父・藁谷友充(豊川悦司)の居所を探し出した美波は、家族に内緒で父を訪ねる。再会した父の怪しげな雰囲気に戸惑う美波だったが、夏休みをともに過ごし……。

キャスト
上白石萌歌(朔田美波)
細田佳央太(門司昭平)
千葉雄大(門司明大)
古舘寛治(朔田清)
斉藤由貴(朔田由起)
豊川悦司(藁谷友充)
高橋源一郎
湯川ひな
坂口辰平
兵藤公美
品川徹
きたろう
(声の出演)
富田美憂
浪川大輔
櫻井孝宏
鈴木達央
速水奨
スタッフ
監督・脚本
沖田修一
脚本
ふじきみつ彦
音楽
牛尾憲輔
原作
田島列島
プロデューサー
筒井竜平
吉田憲一
佐藤美由紀
久保田傑
撮影
芦澤明子
DIT・VE
鏡原圭吾
照明
永田英則
美術
安宅紀史
装飾
山本直輝
録音
近藤崇生
整音
高田伸也
音響効果
勝亦さくら
編集
佐藤崇
スクリプター
田口良子
衣裳
馬場恭子
ヘアメイク
有路涼子
VFX・ライン編集
野間実
キャスティング
山口正志
助監督
玉澤恭平
制作担当
芳野峻大
劇中アニメ「魔法左官少女バッファローKOTEKO」
監督
菊池カツヤ
キャラクターデザイン
奥山鈴奈
音響監督
横田知加子
プロデューサー
櫻井崇

2021年9月7日
岡山メルパ
★★★★



「シャン・チー/テン・リングスの伝説」
指パッチン後の世界の物語。
もはや宇宙を滅ぼす謎は全部明かされたと思たのに、新たにテン・リングスという謎が生まれたという物語。
まさかのケイ・ティーやシム・リウというあまりパッとしない者が主人公に選ばれる、中国台頭世界。
トニー・レオンを父に持つのは、それを僅かに補正しようというアレなのか。

絶対父親殺しの物語だと予想していたのに、単なる世界救世物語でした。うーむ、つまらん!

STORY
犯罪組織を率いる父親(トニー・レオン)に幼いころから鍛え上げられ、最強の力を持ったシャン・チー(シム・リウ)は、組織の後継者とみなされていた。だが、彼は自らの力を封印し、過去の自分と決別してサンフランシスコでホテルマンとして平凡に暮らそうとする。だが、伝説の腕輪"テン・リングス"を操る父親が世界を恐怖に陥れようとしたため、シャン・チーはついに封印していた力を解き放つ。
キャスト
シム・リウ、トニー・レオン、ミシェル・ヨー、オークワフィナ、(日本語吹き替え版)、細谷佳正、内田真礼、山路和弘、ニケライ・ファラナーゼ
スタッフ
監督:デスティン・ダニエル・クレットン

2021年9月9日
★★★
MOVIX倉敷








最終更新日  2021年10月07日 14時53分22秒
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2021年09月18日
カテゴリ:洋画(12~)
今月の映画評です。



「パブリック 図書館の奇跡」
 岡山県には、日本最大の借し出し数を誇る県立図書館があります。此処に人が大勢集まるのは、単なる本の貸借の場所だけではなくて、様々な企画もあり人が落ち着いて過ごせる「公共」の機能もあるからです。

 米オハイオ州シンシナティの公共図書館で、実直な図書館員スチュアート(エミリオ・エステベス)が常連の利用者であるホームレスから思わぬことを告げられます。「今夜は帰らない。ここを占拠する」。大寒波の影響により路上で凍死者が続出しているのに、市の緊急シェルターが満杯で、行き場がないというのがその理由でした。スチュアートは独断で彼ら100人のホームレスの占拠を認めます。市長選への立候補が迫って、強い立場を示したい検察官(クリスチャン・スレーター)や、目立つ報道をしたいテレビ局キャスターなどの思惑がすれ違い、予測不可能なラストにもつれ込む佳作でした。

 いったいどうしたら良かったのでしょうか?
 法と秩序のために力による排除を主張する検察官に対して、図書館の館長は「私は市民の情報の自由のために全人生を捧げてきた。公共図書館はこの国の民主主義の最後の砦だ」と叫んでホームレスと一緒に立て篭もります。「図書館の自由が侵されるとき、われわれは団結して、あくまで自由を守る」とした実在する「図書館の自由に関する宣言」を思い出しました。

 主演で監督を果たしたエミリオ・エステベスは、安易なラストにせずに公共のあり方を観客に問うています。(2020年米国作品、レンタル可能)






最終更新日  2021年09月18日 13時41分18秒
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2021年09月12日
カテゴリ:洋画(12~)
8月残りの3作品。8月は面白い作品は多かった。


「ドライブ・マイ・カー」

実はどこが良いのか、よくわからない。
普通の「喪失感」の描写のような気もする。

ただ、ドライバーの褒める点は、私自身の仕事の見直しになった。実際、急発進や急ブレーキなどを一切感じさせずに運転するのは至難の業なのである。

ラストは、どう考えても「プレゼント」されたとみるべきか。

見どころ
村上春樹の短編小説を原作に描くヒューマンドラマ。妻を失い喪失感を抱えながら生きる主人公が、ある女性との出会いをきっかけに新たな一歩を踏み出す。『寝ても覚めても』などの濱口竜介が監督と脚本を手掛け、『きのう何食べた?』シリーズなどの西島秀俊が主人公、歌手で『21世紀の女の子』などで女優としても活動する三浦透子がヒロインを演じ、『運命じゃない人』などの霧島れいかや、『さんかく窓の外側は夜』などの岡田将生らが共演する。

あらすじ
脚本家である妻の音(霧島れいか)と幸せな日々を過ごしていた舞台俳優兼演出家の家福悠介(西島秀俊)だが、妻はある秘密を残したまま突然この世から消える。2年後、悠介はある演劇祭で演出を担当することになり、愛車のサーブで広島に向かう。口数の少ない専属ドライバーの渡利みさき(三浦透子)と時間を共有するうちに悠介は、それまで目を向けようとしなかったあることに気づかされる。

キャスト
西島秀俊(家福悠介)
三浦透子(渡利みさき)
霧島れいか(家福音)
パク・ユリム(イ・ユナ)
ジン・デヨン(コン・ユンス)
ソニア・ユアン(ジャニス・チャン)
アン・フィテ
ペリー・ディゾン
安部聡子(柚原)
岡田将生(高槻耕史)

スタッフ
原作 村上春樹
監督・脚本 濱口竜介
脚本 大江崇允
音楽 石橋英子
プロデューサー 山本晃久
撮影 四宮秀俊
照明 高井大樹

2021年8月21日
シネマ・クレール
★★★★



「ザ・スーサイド・スクワッド 極悪党、集結」

彼らはいつからこんなに「反権力」になったんだろ。
でも嫌いじゃない。いや寧ろ好きかも。

ピースメーカーが、秩序のためならば犠牲を厭わない「信念」の下に、軍の中の「正義者」を裏切る。それでも、悪物は「仲間」を助けるために、ピースメイカーをやるという構図が、如何にもアメリカ。

ハーレークイーンの「譲れない点」が、そうは言っても「当たり前」すぎて、だったら悪役やるなよ、と思ってしまう。あの大統領可哀想と思ったのは私だけかな?

何故ネズミか。それは、嫌われ者でも生きているから。
この視点が、怪物にも仲間のサメ男にも、あのキモい男にも徹底されていて、エリート女軍人と上手いこと対称になっている。
水槽のキモコワイ生物が可愛い。でも怖い。

STORY
クレイジーなハーレイ・クイン(マーゴット・ロビー)、最強スナイパーのブラッドスポート(イドリス・エルバ)、敵をチーズに変える能力を持つポルカドットマン(デヴィッド・ダストマルチャン)ら凶悪な犯罪者たちを集め、特殊部隊が結成される。彼らは成功すれば刑期短縮、失敗すれば即死、命令に背けば首に埋め込まれた爆弾で殺されるという命懸けのミッションに挑む。
キャスト
ヴィオラ・デイヴィス、ジョエル・キナマン、ジェイ・コートニー、ピート・デヴィッドソン、メイリン・ン、フルーラ・ボルク、ショーン・ガン、ネイサン・フィリオン、マーゴット・ロビー、イドリス・エルバ、ジョン・シナ、ダニエラ・メルキオール、シルヴェスター・スタローン、デヴィッド・ダストマルチャン、マイケル・ルーカー、ピーター・キャパルディ、アリシー・ブラガ、ファン・ディエゴ・ボト、ホアキン・コシオ、(日本語吹き替え版)、東條加那子、山寺宏一、悠木碧、宮野真守、大塚明夫、玄田哲章、宮内敦士、立木文彦、日野聡、姫野惠二、津田健次郎、上村典子、水樹奈々、江川央生、加藤亮夫、武内駿輔、ファーストサマーウイカ
スタッフ
監督・脚本:ジェームズ・ガン
製作:チャールズ・ローヴェン、ピーター・サフラン
製作総指揮:ザック・スナイダー、デボラ・スナイダー、ウォルター・ハマダ、シャンタル・ノン・ヴォ、ニコラス・コルダ、リチャード・サックル
撮影:ヘンリー・ブラハム
美術:ベス・ミックル
編集:フレッド・ラスキン、クリスチャン・ワグナー
衣装:ジュディアナ・マコフスキー
音楽:ジョン・マーフィ

2021年8月27日
MOVIX倉敷
★★★★

https://wwws.warnerbros.co.jp/thesuicidesquad/



「サムジン・カンパニー1995」
実際の事件と違い、かなり脚色しているけれども、25年前のジェンダー意識、高卒格差、環境問題、大企業の放漫、グローバル問題からのだきグマ乗っ取りに至るまで、明るい脚本の中に、これでもか、と社会問題を打っ込む監督の手法は心地いい。

どんでん返しによるどんでん返しが、いかにも韓国映画らしい。

introduction
ひとりひとりは微力でも、みんなが集まれば大きなパワーとなる。自らの知識と知恵と勇気で会社の不正に立ち向かった女性たちがいた――
熾烈な学歴社会である韓国で、どんなに優れた能力があったとしても、大卒社員の補助的な役割しかさせてもらえない3人の高卒女性社員たち。それでも彼女たちがいなければ会社が回っていかない、そんな現実をうまく物語に落とし込みながら、内部告発というドラマチックな展開が発展していく。劇中のセリフにあるようにtiny tiny=ちっぽけな存在の彼女たちは、会社に妨害され、挫折を繰り返すけれど、決して諦めることなく自分たちの力を信じて地道に前進していく。その姿は、ひとりの女性が大企業相手に莫大な公害賠償金を勝ち取った映画『エリン・ブロコビッチ』(2000)や、落ちこぼれOLたちの活躍を描いた日本のドラマ『ショムニ』シリーズのように爽快でカッコよく、応援せずにはいられない! 女性社員たちが部署の垣根を越えて協力していく友情に感動し、愛する会社と地域の人々を守ろうとする正義感に胸がアツくなり、誰が本当の黒幕なのかわからない二転三転するストーリーにハラハラドキドキする。最後まで飽きさせないエンタテインメントの誕生だ。

1988年のソウルオリンピック、1993年の大田(テジョン)国際博覧会(万博)。国際的な一大イベントを成功させたこの時代、一気にグローバル化の波を迎え、街にパソコン教室や英語教室などが溢れていた韓国。その真っただ中である1995年を舞台にした本作は、実際に某大企業で商業高校卒の社員のためにTOEICクラスが開設されていたことや、1991年に起きた、斗山電子のフェノール流出による水質汚染事件がモデルとなっている。また、本作のジャヨンにもモデルが存在すると監督が韓国の取材で語っており、現パリバゲットのイム・ジョンリン支会長が若い頃に経験した会社での不当な扱いに立ち向かったエピソードをもとに制作をスタートした。

story
韓国発、実話をベースにした爽快な大逆転ストーリー!
1995年、金泳三大統領によってグローバル元年と位置付けられた韓国。ソウルでは語学学校が早朝クラスでも満席になるなど、街のいたるところで英語が聞こえてきていた。
ソウル・乙支路(ウルチロ)。サムジン電子に勤める生産管理3部のイ・ジャヨン(コ・アソン)、マーケティング部のチョン・ユナ(イ・ソム)、会計部のシム・ボラム(パク・ヘス)。大企業に勤める高卒の女性ヒラ社員たちは実務能力は高いが、主な仕事はお茶くみや書類整理など雑用ばかり。しかしそんな彼女たちにも、会社の方針でTOEIC600点を超えたら、「代理」に昇進できるチャンスが到来!ステップアップを夢みて英語を学ぶ彼女たちだったが、偶然、自社工場が有害物質を川に排出していることを知る。事実を隠蔽する会社を相手に解雇の危険を顧みず、力を合わせ真相解明に向けて奔走する3人。彼女たちの部署の垣根を越えた友情、会社を守りたいと思う愛社精神、そして不正に立ち向かう正義感に勝機はあるのか?

監督からのメッセージ
message from Director
本作の出発点は、末端の高卒社員が力を合わせて成し遂げた実際の話からだった。
本質はその人々の中にあった「ファイト」という気持ち。それぞれの人生の中で静かに沸くファイト。
生きていく中で直面する大小さまざまな問題を、諦めず、文句を言わずに解決しようとする人々の物語。
果たして、解決できるのか?こんなことで世の中が変わるのか?と考えながらも、自分を守るため前に進んで行く人たちの話を作りたいと思った。
「たとえ小さな存在でも私たちは偉大なのだから」
そんな信念と共に、自分の仕事に責任感と誇りを持った人たちの話を楽しくかっこよく描きたかった。
何よりも堂々としていて凛々しい彼女たちの突き進む姿を見せたかった。
―― 監督 イ・ジョンピル

2021年8月29日
シネマ・クレール
★★★★

https://samjincompany1995.com/







最終更新日  2021年09月12日 23時30分05秒
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2021年09月11日
カテゴリ:洋画(12~)


「サマーフィルムにのって」

「時かけ」や「サマータイムマシンブルース」その他の学園SFモノをミックスしたような作品、であることは重々自覚しているようで、凛太郎がタイムトラベラーであることは早々に発覚、しかも「宿命パラドックス」の説明によって、みんな明るくこの異常事態を単に映画完成のためだけに乗り切る。

ラストシーンのために、初めから合宿3日を用意している事自体すごい設定だなと思うんだけど、有名らしいハダシ監督のレビュー作品の内容はさっぱりわからない。

普通ラストは、(今回は)エンドでタイトルを出した後に、この映画の幻の作品が発見されました!などの「オマケ」がつくもんだけど、監督や脚本の三浦直之はそれを採用せずに、余韻を残したままエンドロールに突入するラストを選んだ。ホントにあれで良いのか?それを映画を見た仲間で話ってみたい。そういう「世界」も映画の世界だと思う。

場所は京都の千本かと思いきや、足利市でした!足利、映画ロケ地多いよね。スタッフに(見習い)というメンバーが2人も居て、想像を掻き立てる。高校生が混じったかな?三人娘の撮影担当、ビート板の河合優実がメイのゆきちゃんにソックリで、なんか他人事には思えなかった。祷キララも良かった。伊藤万理華のアイドル時代はまるきり思い出さないけど、あっという間に代表作が出来上がった。

明るいタイムパラドックス学園SF映画が、また出来上がった。


(解説)
日本映画界に彗星のごとく現れた『サマーフィルムにのって』。
第33回東京国際映画祭で上映されるやいなや話題を集め、世界各国の映画祭での上映が続々と決定。
青春映画には欠かせない恋と友情に加え、時代劇、SF、全ての要素が華麗にシンクロ。物語は奇跡的なラストシーンへと向かい、唯一無二の魅力を放つ。ここに新時代を代表する青春映画が誕生した。
主役には、猫背・がに股を披露し勝新オタクを熱演、殺陣にも挑戦している元乃木坂46の伊藤万理華。
共演に金子大地、河合優実、祷キララと、今後の活躍が期待される新星が勢揃いした。
監督はドラマや CM、MV など幅広く手掛ける松本壮史が務め、数々の映像作品を共に作り上げてきた盟友、劇団「ロロ」主宰・三浦直之が脚本を担当。
気鋭の若手クリエイターの元に次世代俳優たちが集結、瑞々しくスクリーンに輝く。

Story
時代劇オタクの女子高生監督が
主役に抜擢したのはタイムトラベラー!?

勝新を敬愛する高校3年生のハダシ。
キラキラ恋愛映画ばかりの映画部では、撮りたい時代劇を作れずにくすぶっていた。
そんなある日、彼女の前に現れたのは武士役にぴったりな凛太郎。
すぐさま個性豊かな仲間を集め出したハダシは、
「打倒ラブコメ!」を掲げ文化祭でのゲリラ上映を目指すことに。
青春全てをかけた映画作りの中で、ハダシは凛太郎へほのかな恋心を抱き始めるが、
彼には未来からやってきたタイムトラベラーだという秘密があった――。

2021年8月9日
シネマ・クレール
★★★★



「17歳の瞳に映る世界」
正に少し田舎の17歳から見た!都会のペンシルバニア。現代アメリカを等身大で映して好感持てた。監督も役者も無名。それでも、こういう作品がアメリカで作られているのだ、それなりに少女に寄り添う公的機関もあるのだ、と思えるような、それでも少女はかなりのリスクを犯してではないと処置できなかった、という現実も描いている。まあまあ面白かった。

抑制の効いたストーリー展開は好み。例えば、彼女はどうやって男と寝て別れたのか、とか。それは観客には知りたいことだけど、彼女には苦痛の思い出でしかない。

(解説)
思いがけず妊娠した17歳の少女の旅路を描き、ベルリン国際映画祭審査員グランプリなどを受賞したヒューマンドラマ。おとなしくて目立たない高校生が、両親の同意なしで中絶手術を受けることができるニューヨークへ親友と共に向かう。監督を務めるのは『ブルックリンの片隅で』などのイライザ・ヒットマン。主演は本作が長編映画デビューとなるシドニー・フラニガン。

あらすじ
17歳のオータム(シドニー・フラニガン)は友達が少なく、目立たない高校生。妊娠していることがわかったオータムだったが、ペンシルベニア州では中絶手術に両親の同意が必要だった。オータムは彼女の異変に気づいた従妹であり親友でもあるスカイラー(タリア・ダイラー)と一緒に、中絶手術に両親の同意を求めないニューヨークへ向かう。

2021年8月15日
シネマ・クレール
★★★★



「フリー・ガイ」
ゲームソフトの中のモブキャラは、ソフトが終わらない限りに何度でも生き返るけど、映画作品の中のモブキャラは基本的に一度だけの人生だ。

「竜そばかす」含めて、モブキャラに照明が当たっている。彼は成長するAIなので、これからどのように恋をしてゆくのか気になる。


STORY
銀行の窓口係ガイ(ライアン・レイノルズ)は、平凡で退屈な毎日だと感じる一方で、連日強盗に襲われていた。疑問を抱いた彼は、襲ってきた銀行強盗に反撃を試みると撃退でき、さらに強盗から奪った眼鏡を掛けると、街の至るところにこれまで見たことのなかったアイテムやミッション、謎めいた数値があった。やがてガイは、自分がいる世界はビデオゲームの中で自身がモブキャラであることを知り、愛する女性と街の平和を守ろうと正義のヒーローを目指す。
キャスト
ライアン・レイノルズ、ジョディ・カマー、リル・レル・ハウリー、ジョー・キーリー、タイカ・ワイティティ、
スタッフ
監督:ショーン・レヴィ
脚本:ザック・ペン、マット・リーバーマン
音楽:クリストフ・ベック

2021年8月17日
MOVIX倉敷
★★★★



「ワイルド・スピード/ジェットブレイク」

もうなんでもアリのウルトラチームバディ映画になってきていて、死んだ人間も蘇り、宇宙にさえゆく。

そもそも、車であんな谷の渡り方、「こんなのは初めて」。

あと二作で終わりというけど、あと二作もあるのか。多分見るけどね。シャリーズ・セロン様がラスボスになりそうだし。今回も彼女が良いところを攫っていってしまいました。

終わりが近づいてきたので、南米家族のルーツが語られる。
結局、彼らの価値観は家族>仲間>世界平和なんだと思う。それとも、世界平和(義理)は、家族(人情)に勝つことはあるのか?その辺りが最終的なテーマになりそう。

STORY
レティ(ミシェル・ロドリゲス)と幼い息子のブライアンと共に穏やかに暮らすドミニク(ヴィン・ディーゼル)の前に、実の弟ジェイコブ(ジョン・シナ)が刺客となって現れ、次々に攻撃を仕掛けてくる。かつての宿敵サイファー(シャーリーズ・セロン)ともつながるジェイコブは、ある恐ろしい計画を実行しようとしていた。彼らの陰謀を阻止するため、ドミニクはファミリーと一丸となって立ち向かう。
キャスト
ヴィン・ディーゼル、ミシェル・ロドリゲス、ジョーダナ・ブリュースター、タイリース・ギブソン、クリス・“リュダクリス”・ブリッジス、ナタリー・エマニュエル、シャーリーズ・セロン、ジョン・シナ、サン・カン、アンナ・サワイ、ヘレン・ミレン、(日本語吹き替え版)、楠大典、甲斐田裕子、松田健一郎、渡辺穣、園崎未恵、坂本真綾、川島得愛、田中敦子、中村悠一、神谷浩史、浪川大輔、下野紘、木村昴
スタッフ
監督・原案・脚本:ジャスティン・リン
原案・脚本:ダニエル・ケイシー
脚本:アルフレッド・ボテーロ
キャラクター原案:ゲイリー・スコット・トンプソン
製作:ニール・H・モリッツ、ヴィン・ディーゼル、ジェフ・キルシェンバウム、ジョー・ロス、ジャスティン・リン、クレイトン・タウンゼント、サマンサ・ヴィンセント

2021年8月17日
MOVIX倉敷
★★★★









最終更新日  2021年09月11日 17時47分39秒
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2021年09月10日
カテゴリ:洋画(12~)
8月に観た作品は11作品でした。3回に分けて紹介します。



「ベル・エポックでもう一度」

二万ユーロって幾ら?Yahooで調べたら約260万円だった。ヴィクトルは、タイムトラベルサービスを延長するために、元妻に内緒で別荘を売り払ってお金をつくる。

そのサービスのあまりにもの完璧ぶりに、驚く。ここまでの完璧ぶりはおかしい。これは必ずファンタジーにシフトするぞ、と思っていたら‥‥。

確かに相手の人生を再現するのはかなりの精神的な負担があるだろう。監督と主演俳優が恋人通しならば、無理強いして謝って無理強いしてのループや、ものを壊すわ、サドになるわもわかる気がする。

ちょっと前ならば、ヴィクトルとマリアンヌの関係は反対だった。女性が昔を懐かしんで再現を試みるだろう。これが時代というものか。

(解説)
大切な思い出を再現するサービスを通じ、忘れられなかった出来事を再体験した男性をめぐる人間ドラマ。メガホンを取ったのは『恋のときめき乱気流』などに出演してきたニコラ・ブドス。『画家と庭師とカンパーニュ』などのダニエル・オートゥイユが主人公、彼の妻を『星降る夜のリストランテ』などのファニー・アルダンが演じ、『セザンヌと過ごした時間』などのギヨーム・カネ、『ザ・ゲーム ~赤裸々な宴~』などのドリヤ・ティリエらが共演する。フランスのセザール賞で脚本賞など3部門を受賞した。

元売れっ子イラストレーターのヴィクトル(ダニエル・オートゥイユ)は社会の変化になじめず仕事を失い、妻のマリアンヌ(ファニー・アルダン)にも見放されてしまう。そんな彼を励まそうとした息子は、戻りたい過去を映画セットで再現する「タイムトラベルサービス」をプレゼント。希望の日時を申し込んだヴィクトルは思い出のカフェで運命の女性と「再会」し、夢のようなひとときを過ごす。輝かしい日々の再体験に感動した彼はサービスを延長すべく、妻に内緒で唯一の財産である別荘を売り払ってしまう。

2021年8月1日
シネマ・クレール
★★★★



「スーパーノヴァ」

イギリスにおける知識人階級におけるLGBTの在り方と、認知症問題を抱えた、人生の終わらせ方。

周りの反応を。見ても、2人の在り方はそれなりに葛藤を経た上での到達だと思える。

超新星爆発は、目で見る事ができる。しかし、後でしかわからない。


(解説)
世界が感涙した、胸が張り裂けるほどの愛に喝采!!

家族・友人に恵まれ、ユーモアと文化を愛し、最高の人生を紡いできた2人。ところが時に運命は、彼らが紡いできた大切な物語を、思わぬ展開へと書き換えてしまう。予定より早く訪れた最終章。だが、それぞれが密かに思い描いていた結末は、全く異なるものだった──。理想的なパートナーを演じるのは、アカデミー賞受賞俳優のコリン・ファースと、同賞ノミネート経験を持つスタンリー・トゥッチ。製作スタッフからオファーされたスタンリーが、20年来の友であるコリンに自ら(実は独断で)脚本を手渡し共演を切望、チャーミングで愛おしい恋人同士を見事に体現した。彼らが選んだ切なくも美しいエンディングが、それまで共にしてきた人生を一層輝かせる、新たなる愛のマスターピースが誕生。

STORY
共に歩んだ人生を祝福する、愛の終わり方とは

ピアニストのサムと作家のタスカーは、ユーモアと文化をこよなく愛する20年来のパートナー。
ところが、タスカーが抱えた病が、かけがえのないふたりの思い出と、添い遂げるはずの未来を消し去ろうとしていた。
大切な愛のために、それぞれが決めた覚悟とは──。
(コラム)
タイトル『スーパーノヴァ』にこめられた想い
 タイトルの『スーパーノヴァ』は、タスカーが夜空にロマンと人生そのものを感じていることを表していると同時に、この愛の物語が壮大な宇宙を背景にしていることも指している。マックイーンは、「スーパーノヴァ(超新星)というのは、星の進化の最後に起こる巨大な爆発だ。私はこれがタスカーを象徴していると思っている。何をしても明るく輝いていて、どんな場面でも光と笑いをもたらし、そしてもちろん死を前にしている。彼は、最終章が目前に迫っていることを知っているんだ」と説明する。さらに、マックイーンは付け加える。「ミクロ対マクロという構図にも興味があった。壮大な湖水地方の風景に対比して、キャンピングカーが小さな点のようであるように、彼らの関係も果てしなく巨大な宇宙の基本をなす小さな一部分だ」
 マックイーンはまた、死を迎えるという診断を下された人が、向き合う末期の決断についても探求しようと考えた。その際に、シリアスな現実を捉えながらも、軽いタッチで描こうと決めた。マックイーンは、「どう考えるべきかをはっきりと示唆するような映画を作ることに興味はない。決めるのは観客だ。しかし、二人が窮地に立たされていて、そのことが二人を引き離しつつあるのだという事実を主張したかった。私たちはこの映画を観た人々が、他人とどう接するかについてもっと考え、そういう立場に立たせられたらどんなに厳しいかに想いを馳せてくれることを期待している」と語る。

最初は逆の配役だったサム役とタスカー役
 ファースは、「最初に脚本を読んだ時、どちらがどちらの役を演じるべきなのか分からなかった。スタンリーから彼はサム役を依頼されたと聞いていたけれど、僕は両方の人物に心を奪われていた」と振り返る。
 そして、脚本を何度も読むうちに、ファースは役を入れ替えるべきだと思い始め、トゥッチも同じように考えていたことが判明する。トゥッチは、「ハリーの前でそれぞれが両方の役を演じてみせたら、どうするべきか即座に悟ったよ。なぜかは分からないが、その方がいいと思えたんだ」と語る。
 ファースは、「スタンリーがタスカーを演じるのを見た時、他の誰も彼ほどうまく演じられないと分かった。問題は、彼がサムを演じた時にも、同じように感じたことだ。僕は家に帰ろうと思ったよ」と笑う。さらにファースは、「僕たちには役柄にふさわしい演技をするという任務がある。俳優という職業にとって神聖なことで、最終的には自然に決まった」と説明する

監督 ハリー・マックイーン

2021年8月1日
シネマ・クレール
★★★★



「キネマの神様」
無数のモノにならなかった助監督の物語。
モノにならなかった脚本の物語。

でも、映画だから時間を越えて実現できる。
山田洋次が最晩年に描くのは、それでもやはり「何が幸せなのか」という物語だった。

「カットとカットの間にシネマの神様は宿るんだよ」

100通りのカットがある。

役者の演技がある。

志村けんのままに演技した沢田研二がいる。
それは、私は良くないと思うけど、それが山田組の映画なのかもしれない。
キチンと、コロナ禍を反映した脚本になっていた。おそらく決定稿は昨年3月には出来ていたはずだが、そこからかなり変えている。映画は「現場」でつくられるものなのである。

映画の神様は、そういうラストを作った方がいいのだ。

STORY
ギャンブル狂いのゴウ(沢田研二)は、妻の淑子(宮本信子)や家族にもすでに見捨てられていた。そんな彼が唯一愛してやまないのが映画で、なじみの名画座の館主テラシン(小林稔侍)とゴウはかつて共に映画の撮影所で同じ釜の飯を食った仲だった。若き日のゴウ(菅田将暉)とテラシン(野田洋次郎)は、名監督やスター俳優を身近に見ながら青春を送っていた。
キャスト
沢田研二、菅田将暉、永野芽郁、野田洋次郎、北川景子、寺島しのぶ、小林稔侍、宮本信子
スタッフ
監督・脚本:山田洋次
脚本:朝原雄三
原作:原田マハ
音楽:岩代太郎
VFX監修:山崎貴
撮影:近森眞史
美術:西村貴志
照明:土山正人
編集:石島一秀
録音:長村翔太
プロデューサー:房俊介、阿部雅人

2021年8月10日
MOVIX倉敷
★★★★



「妖怪大戦争 ガーディアンズ」

やはり前作(2005)を超えることはなかった。やはり小豆洗いは、一切年月を気にさせない。妖怪大戦争だー!と威勢は良いけど、いざという時に逃げ出すのは同じ。妖怪獣と大魔神を呼び出して対決させて、その後の死屍累々の都会には無頓着、そもそも1人も人間の逃げ惑う姿が出てこないのは、子どもに質問されたらどうしよう。

‥‥と、ここまで前回同様。16年経ったら、もう見る層は違うということか。

メッセージは、こちらの方が饒舌だ。
「ともだちは見捨てない」
「弟は絶対守る」
「闘いよりも話し合いだ」

その高尚な兄弟の決意に、アンナに数万年の怨念をもとにやってきた妖怪獣の力がなくなってゆく。なんだったの?ソンナモンで良いの?
前回は、偶然が勝利を呼んだのだけど、今回はそんな「説得力」はなし。

しかも、「あの方」の存在がずーと物語を引っ張っていたのに、結局ラストで名前だけが少し出てきただけ。
しかもなんと「彼」が「あーあ」と言って、終わり。どうして「彼」がこの場面で出てくるの?あまりにも都合良すぎじゃない?

知らない妖怪は少なかった。
大島優子が色っぽかった。

(ストーリー)
大地溝帯・フォッサマグナから発生した妖怪獣たちが東京に襲来し、世界は危機に直面する。日本の妖怪のリーダー格であるぬらりひょん(大森南朋)は、この危機を回避するために伝説の大魔神を目覚めさせて妖怪獣たちと戦わせることを思いつく。そしてその能力を持つ、いにしえの妖怪ハンター・渡辺綱の末裔である少年・渡辺ケイ(寺田心)に目をつける。
キャスト
寺田心、杉咲花、猪股怜生、安藤サクラ、大倉孝二、三浦貴大、大島優子、赤楚衛二、SUMIRE、北村一輝、松嶋菜々子、岡村隆史、遠藤憲一、石橋蓮司、HIKAKIN、荒俣宏、大森南朋、大沢たかお
スタッフ
監督:三池崇史
製作総指揮:角川歴彦、荒俣宏
脚本:渡辺雄介
音楽:遠藤浩二
主題歌:いきものがかり
製作:堀内大示、松岡宏泰、川崎由紀夫、奥野敏聡、永田勝美、松下智人、藤田晋、五十嵐淳之
プロデューサー:椿宜和、坂美佐子
共同プロデューサー:前田茂司
ラインプロデューサー:今井朝幸、青木智紀
撮影:山本英夫
照明:小野晃
美術:林田裕至
録音:中村淳
編集:相良直一郎
装飾:坂本朗
装置設計:郡司英雄
VFXスーパーバイザー:太田垣香織
妖怪デザイン:寺田克也、井上淳哉
スタントコーディネーター:辻井啓伺、出口正義
サウンドエディター:勝俣まさとし
キャスティングプロデューサー:杉野剛
キャスティング:平出千尋
キャスティングスーパーバイザー:柿崎裕治
キャラクタースーパーバイザー:前田勇弥
ヘアメイクディレクター:酒井啓介
妖怪特殊メイク造型ディレクター:石野大雅
画コンテ・妖怪デザイン:相馬宏充
音楽プロデューサー:杉田寿宏
協力プロデューサー:水上繁雄、今安玲子
アシスタントプロデューサー:土川はな
宣伝プロデューサー:北原夏樹
妖怪担当:山村淳史
助監督:長尾楽
制作担当:小笠原寿

2021年8月13日
MOVIX倉敷
★★★








最終更新日  2021年09月10日 16時18分51秒
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2021年08月08日
カテゴリ:洋画(12~)
すみません、6作品じゃなく5作品でした。残りの2作品の感想を置く。



「ゴジラVSコング」

アダム・ウィンガード監督世界観の大怪獣シリーズは、これで終わり。次回作につながる映像はなかった。良く頑張ったと思う。ゴジラはあくまでも人間になんとかなる存在ではないことは、貫き通した。

コングは守護神でもない。彼を心配している小さな人間の娘を信頼しているだけだ。
「人間の味方じゃなくなった」というメディアに対し、「あそこを襲ったのはゴジラの理由がるはず」というオタクの娘も登場して、人間世界はほぼふた通りで進行する。

芹沢蓮(息子?)くんが、ほとんど意味のない存在だったのは残念でしかない。

これまでの人者の人間関係が切れているのは、仕方ないけど残念。

結局ああいう落とし所しかなかったのかな。

⚫︎⚫︎ゴジラの登場を隠し通したのは素晴らしい。
ほとんど、無敵だったじゃない。しかもエヴァだったし。

ゴジラの尾鰭の斧がもう少し活躍して欲しかった。もしかして残った?

⚫︎⚫︎ゴジラを無条件でに悪者にした脚本には?がつく。

STORY
モンスターたちの戦いの後、特務機関モナークが巨大怪獣(タイタン)の故郷(ルーツ)の手掛かりを探る中、深海からゴジラが再び現れる。世界の危機を前にゴジラが暴れまわる原因を見いだせない人類は、キングコングを髑髏島(スカルアイランド)から連れ出し、ゴジラと対決させようとする。
キャスト
アレキサンダー・スカルスガルド、ミリー・ボビー・ブラウン、レベッカ・ホール、ブライアン・タイリー・ヘンリー、小栗旬、エイサ・ゴンサレス、ジュリアン・デニソン、カイル・チャンドラー、デミアン・ビチル
スタッフ
監督:アダム・ウィンガード
脚本:エリック・ピアソン、マックス・ボレンスタイン

2021年7月13日
MOVIX倉敷
★★★★



「竜とそばかすの姫」
普通の上映なのだけど、終わった後に拍手が起きた。1人だけだけど。

ずっと細田守の子育てと連動しながら、作品を作ってきた細田守作品の今回は、高校生が主人公。けれども、すらすらと難しい連立方程式を解ける友人がいたり、インターハイに個人で出場できる男の子、スーパー高校生だけど思いやりあふれる男の子、そしてすずはうた作りにポテンシャルのある、みんな隠れた才能ある高校生が登場。

ネットの悪いところも少しは出ているけど、基本的には世界を信頼している。
世界はなくならない。
自分はホントは孤立していない。
誰かが見守っている。
ネットは少しは役に立つ。
そういうメッセージをストレートに出した佳作。


STORY
高知の田舎町で父と暮らす17歳の女子高生・すずは周囲に心を閉ざし、一人で曲を作ることだけが心のよりどころとなっていた。ある日、彼女は全世界で50億人以上が集うインターネット空間の仮想世界「U」と出会い、ベルというアバターで参加する。幼いころに母を亡くして以来、すずは歌うことができなくなっていたが、Uでは自然に歌うことができた。Uで自作の歌を披露し注目を浴びるベルの前に、ある時竜の姿をした謎の存在が現れる。
キャスト
(声の出演)、中村佳穂、佐藤健、成田凌、染谷将太、玉城ティナ、幾田りら、森川智之、津田健次郎、小山茉美、宮野真守、森山良子、清水ミチコ、坂本冬美、岩崎良美、中尾幸世
スタッフ
監督・脚本・原作:細田守
作画監督:青山浩行
CG作画監督:山下高明
CGキャラクターデザイン:Jin Kim、秋屋蜻一
CGディレクター:堀部亮、下澤洋平
美術監督:池信孝
プロダクションデザイン:上條安里、Eric Wong
音楽監督・音楽:岩崎太整
音楽:Ludvig Forssell、坂東祐大

2021年7月22日
MOVIX倉敷
★★★★








最終更新日  2021年08月08日 08時34分04秒
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2021年08月07日
カテゴリ:洋画(12~)
7月に観た作品は少し少なくて6作品。2回に分けて紹介します。



「アメイジング・グレイシス/アレサ・フランクリン」
技術的な問題だけでなくて、現代の情勢がこの作品の完成を後押ししたのだろう。観客の9割は黒人である。正に、ゴスベルは、黒人による黒人のための「キリスト布教歌」である。
最後の方に教義の歌は少し出てくるが、あとはひたすら「信じよ」「主は共にいる」「信じて良かった」という単純な絞り出すような祈りの歌である。

元々に、アフリカの単純なリズムがあり、その上にオルガンやギターのコードが流れ、その上に山の上まで届くような声量のアレサの歌が乗る。

そうやって、黒人はこの200年間の差別と少しの平穏と来世での平和を思い起こすのであろう。みんな悉く泣いているのが、特徴的で、信仰の持たない私などは蚊帳の外から眺めるばかりというタイプの映画である。

(解説)
2018年8月16日、惜しくもこの世をさってしまった「ソウルの女王」 アレサ・フランクリン(1942-2018)。
1972年1月13日、14日、ロサンゼルスのニュー・テンプル・ミッショナリー・バプティスト教会で 行われたライブを収録したライブ・アルバム「AMAZING GRACE」は、 300万枚以上の販売を記録し大ヒット。史上最高のゴスペル・アルバムとして今も尚輝き続けている。

その感動的な夜が遂に映像で蘇る。コーネル・デュプリー(ギター)、チャック・レイニー(ベース)、 バーナード・パーディー(ドラム)らに加えサザン・カリフォルニア・コミュニティ聖歌隊をバックに、 アレサが自らのルーツであるゴスペルを感動的に歌い上げた今や伝説となっているこのライブは、 実はドキュメンタリー映画としても撮影されていた。撮影したのは、 映画『愛と哀しみの果て』で知られアカデミー賞を受賞しているシドニー・ポラック。
アルバム発売の翌年に公開される予定だったが、カットの始めと終わりのカチンコがなかったために 音と映像をシンクロさせることができないというトラブルに見舞われ、未完のまま頓挫することに。
しかしいま、長年の月日が経てテクノロジーの発展も後押しし、遂に映画が完成。
音楽史を塗り替えたといわれる幻のライブが、日本で初めてスクリーンに登場する!

2021年7月1日
シネマ・クレール
★★★★



「Arc」

原作が純文学なので、ケレン味あふれるSF的な仕掛けは期待してはいなかったが、もう少し色気を出してもよかったのでは?

少なくとも85歳の頃は、今よりも100年後と思えるはず。それにしては、あまりにも風景や小道具が変わらなさすぎる。

それに、こういう仕掛けならば、社会の決定的な変革があっても良かったのではあるが、みんな少しデモがあっただけで受け入れている。メンテナンスは毎日しなくてはいけないのか、それとも一年に一回なのか、映画ではよくわからなかった。メンテナンスが必要ならば、果たして不老を受け入れるのか?我々の感覚ならば、五分五分というところではないか?

彼女が初めて135歳で、老化を止めた人というのはおかしい。もっと前に止める人はたくさんいるはずだ。SF仕掛けがないだけではなく、ストーリー的にも疑問が多く残る作品だった。ただし、人と感想を述べ合うにはピッタリの作品かもしれない。

STORY
近未来、放浪生活を送っていたリナ(芳根京子)は人生の師となるエマ(寺島しのぶ)と出会い、遺体を生前の姿のまま保存できるように施術(プラスティネーション)する「ボディワークス」という仕事に就く。一方、エマの弟で科学者の天音(岡田将生)は、この技術を発展させた不老不死の研究に打ち込んでいた。30歳になったリナは不老不死の処置を受け、人類で初めて永遠の命を得る。やがて、永遠の生が普通となった世界は人類を二分し、混乱と変化をもたらしていく。
キャスト
芳根京子、寺島しのぶ、岡田将生、清水くるみ、井之脇海、中川翼、中村ゆり、倍賞千恵子、風吹ジュン、小林薫
スタッフ
原作・エグゼクティブプロデューサー:ケン・リュウ
監督・脚本・編集:石川慶
脚本:澤井香織
音楽:世武裕子
撮影監督:ピオトル・ニエミイスキ
照明:宗賢次郎
美術:我妻弘之
録音:山本タカアキ
編集:太田義則
キャスティング:吉川威史
装飾:山川邦彦
スタイリスト:高橋さやか
ヘアメイク:酒井夢月
振付:三東瑠璃
VFXスーパーバイザー:鈴木信哉
音響効果:柴崎憲治
助監督:近藤有希
製作担当:三村薫
エグゼクティブプロデューサー:川城和実
製作:河野聡、池田宏之
コエグゼクティブプロデューサー:濱田健二
プロデューサー:加倉井誠人、仲吉治人
ラインプロデューサー:古賀奏一郎
VFXプロデューサー:加賀美正和
音楽プロデューサー:杉田寿宏
上映時間
127分

2021年7月6日
MOVIX倉敷
★★★



「いとみち」

全国の引っ込み思案女史が観たら、きっと元気出ると思う。

津軽弁ネイティブの駒井蓮ちゃんの、まるでドキュメンタリーのような作品。

見どころ

映画化もされた「陽だまりの彼女」などで知られる作家・越谷オサムの小説を原作にした青春ドラマ。強い津軽なまりと人見知りに悩む青森の女子高生が、メイドカフェでアルバイトを始めたことをきっかけに成長していく。監督・脚本は『俳優 亀岡拓次』などの横浜聡子。津軽三味線が得意な主人公を『名前』などの駒井蓮、彼女の父を『後妻業の女』などの豊川悦司、メイドカフェの先輩を『美人が婚活してみたら』などの黒川芽以が演じるほか、横田真悠、中島歩、お笑いタレントの古坂大魔王らが共演する。

あらすじ

青森県弘前市の高校に通う16歳の相馬いと(駒井蓮)は、強烈な津軽弁と人見知りが悩みの種で、大好きなはずの津軽三味線からも遠ざかっていた。そんな状況をどうにかしたいと考えた彼女は、思い切って青森市のメイドカフェ「津軽メイド珈琲店」でアルバイトを始める。当初はまごつくものの、祖母のハツエ(西川洋子)や父の耕一(豊川悦司)、アルバイト先の仲間たちに支えられ、いとは少しずつ前を向いていく。そんな中、津軽メイド珈琲店が廃業の危機に見舞われる。

2021年7月8日
シネマ・クレール
★★★★








最終更新日  2021年08月07日 19時17分04秒
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