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テーマ:映画館で観た映画(8350)
カテゴリ:洋画(12~)
12月に観た作品の後半3作品です。
「魔女がいっぱい」 大魔女は、英語だけど明らかにナチス的な喋り方をして、全てを鼠に変えて駆除されても仕方ない、ということを子供に植え付ける宣伝のための英語という体裁である。 よって、この作品は、何が言いたいのか、全然わからない。もしかして、ナチス的な「魔女狩り」に邁進する「主人公たち」を、反面教師にせよ、という作品なのか、でもかなりそこは真面目に主張していて、どう見ても、魔女=口が裂けていて、指は3本、足指はなく、髪の毛はないからズラをかぶっていて、かぶれて腐っているという、人間離れしているものだから、駆除しても大丈夫だと宣伝する映画にしか思えない。 アンハサウェイは、アカデミー賞女優でバッシングを受けて、自分を変えたかったのか、ノリノリで演じている。そのノリノリ部分だけは見応えがあった。 STORY 1960年代。ある豪華なホテルに若くおしゃれな女性たちがやって来る。彼女たちは、美しく邪悪な大魔女“グランド・ウィッチ”(アン・ハサウェイ)と世界中に潜む魔女たちだった。魔女は普段は人間として生活し、魔女だと気づいた人間を魔法で動物にしていた。大魔女は魔女たちを集め、ある邪悪な計画を実行しようとする。しかし、一人の少年がその計画を知ってしまう。 キャスト アン・ハサウェイ、オクタヴィア・スペンサー、スタンリー・トゥッチ、ジャジル・ブルーノ、クリスティン・チェノウェス、(声の出演)、クリス・ロック、コーディ=レイ・イースティック スタッフ 監督・脚本・製作:ロバート・ゼメキス 脚本:ケニヤ・バリス 脚本・製作:ギレルモ・デル・トロ 製作:ジャック・ラプケ、アルフォンソ・キュアロン、ルーク・ケリー 撮影:ドン・バージェス 美術:ゲイリー・フリーマン 編集:ジェレマイア・オドリスコル、ライアン・チャン 衣装:ジョアンナ・ジョンストン 視覚効果監修:ケヴィン・ベイリー 音楽:アラン・シルヴェストリ 原作:ロアルド・ダール 上映時間 104分 2020年12月12日 MOVIX倉敷 ★★★ 「私をくいとめて」 のんちゃんが娘のように、孫のように、過去の自分のように思えてきて、何度「大丈夫だよ」と思ったことか。ところが、のんちゃんには既に理想的な声の自分A(中村倫也)がいる。彼女に的確なアドバイスをし、的確に肯定してくれる。 ところが、のんちゃんも気がついているけれども、Aは自分なのである。気立てのいい子なのだけど、脳内は毒づきばかり。このままでは、久しぶりに現れた誠実そうな多田くんとの未来も生まれない。彼女はそれもわかっている。結局聡明な女性なのだ。 最後にAが中村の姿で現れると誰もが思っていたのに、意外にも現れたのは「ちょうどいい男」だった。なるほど、のんちゃんは総てわかっていたのだ。 結局未来を勝ち取るのは、総てを肯定してくれる脳内Aでも友達でもない。自分なのである。 あまりにも当たり前な、お一人様の「日常」なのであるが、のんちゃんが可愛いから、ずっと幸せに観て入れた。 (解説とストーリー) 芥川賞作家・綿矢りさの小説を原作に、アラサー独身女性と年下男性が織り成す不器用な恋模様を描くラブストーリー。脳内にいるもう一人の自分を相談役にシングルライフを満喫するヒロインが、思いも寄らず恋心を抱く。監督・脚本を、綿矢原作の『勝手にふるえてろ』などの大九明子が務めた。ヒロインを『星屑の町』などののん、彼女のことが好きな年下男性を『おっさんずラブ』シリーズなどの林遣都が演じる。 アラサー女子の黒田みつ子(のん)は何年も恋人がいないが、脳内にいるもう一人の自分「A」にさまざまなことを相談しながら独り身でも楽しく生活していた。常に的確な答えを導き出す「A」と一緒に平和なシングルライフが続くと思っていたある日、年下の営業マン多田くん(林遣都)に恋してしまう。独身生活に慣れたみつ子は勇気を出せない自身に不安を抱えつつも、多田くんと両思いだと信じて一歩踏み出す。 2020年12月29日 TOHOシネマズ岡南 ★★★★ 「ワンダーウーマン1984」 何故死んだはずのスティーブが生き返っているのか? 何故1984年なのか? それに答えることが、そのまま映画のテーマに繋がる。 「猿の手」。何かを得れば何かを失う。 「真実以外に欲しいものはない」 如何にも単純なヒーロー映画のテーマだけど、「真実」ではある。この真っ当さが、パティ・ジェンキンスの持ち味なのだと思う。 前回は、作品のあらゆるところに、ジェンダー問題の蘊蓄を散らばらめていたけど、今回はピースの蘊蓄を散らばらせていた。1984といえば、レーガン大統領だろう。核拡散が世界的な問題になった時だ。日本でも、トマホーク来るな!と問題になったことなど、日本人はもう覚えていないだろう。しかし、アメリカ人にとっては、あれは歴史的な危機だったのかもしれない。 パレスチナ問題やその他の問題で、あっという間に世界が危機に陥るのは、ジェンキンス監督には前回同様お手の物なのかもしれない。こうなったら、2008年の貧困問題にもワンダーウーマンを活躍させて欲しい。 ガル・ガドットが、素顔を晒してまるで別人になる場面も見所です。 STORY スミソニアン博物館に勤める、考古学者のダイアナ(ガル・ガドット)には、最強の戦士「ワンダーウーマン」というもう一つの顔があった。1984年、禁断の力を入手した実業家・マックス(ペドロ・パスカル)のたくらみにより、世界のバランスがたちまち崩れ、人類は滅亡の危機に陥る。人並み外れたスーパーパワーの持ち主であるワンダーウーマンは、マックスが作り上げた謎の敵チーターに一人で立ち向かう。 キャスト ガル・ガドット、クリステン・ウィグ、クリス・パイン、ロビン・ライト、ペドロ・パスカル、コニー・ニールセン、(日本語吹き替え版)、甲斐田裕子、小野大輔、花澤香菜、堀内賢雄 スタッフ 監督・脚本:パティ・ジェンキンス 製作:チャールズ・ローヴェン、デボラ・スナイダー、ザック・スナイダー、パティ・ジェンキンス、ガル・ガドット、スティーヴン・ジョーンズ 製作総指揮・脚本:ジェフ・ジョンズ 製作総指揮:レベッカ・スティール・ローヴェン、リチャード・サックル、マリアンヌ・ジェンキンス、ウォルター・ハマダ、シャンタル・ノン・ヴォ、ウェスリー・カラー 脚本:デイヴ・キャラハム 撮影:マシュー・ジェンセン 美術:アリーヌ・ボネット 衣装:リンディ・ヘミング 編集:リチャード・ピアソン 音楽:ハンス・ジマー 2020年12月27日 MOVIX倉敷 ★★★★ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年01月14日 19時38分53秒
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