テーマ:水系ペットのお話(2827)
カテゴリ:飼育器具・用品
一応、薬効が明らかになった以上次の実験・・・つまり貝類やエビなどの無脊椎動物以外の生物、要するに魚類に対する毒性を調べてみなくてはなりますまいて・・・。正直言ってすごく嫌な実験ですが、もし魚類にはあまり強い毒性を示さないようであれば、巻貝やヒドラなどの発生に悩んでいるアクアリスト達には救世主的な存在にもなりそうなので頑張って実験を続けましょう! 今回、「スネールリッドの魚類に対する毒性」を調べるために用意したのが上の20cmキューブ水槽です。そして、実験に供される哀れなお魚さん達は「ボララス・ブリジッタエ」「アジアクリスタルキャット」の2種類です(涙)。彼らが選ばれてしまった表向きの理由は「なんとなくひ弱で、薬害にも敏感に反応しそうだから」と言う事ですが、実際には温室内を見回してパッと目に入ったからだと言う説も有力です(苦笑) 実際に銅イオンに対して敏感と思われるのはエレファントノーズでしょう。エレファントノーズをはじめとする「モルミルスの仲間」は銅イオンをはじめとする水中の重金属イオン濃度に非常に敏感だと言われています。でも、現在さかなおやじの温室には「大のお気に入りのイシドリィ種1尾」しかモルミルスがいないので、実験に供するわけにはいきません! それと、ブラックルビーをはじめとするプンティウス属の魚も銅イオン濃度に敏感だと聞いた事がありますが、確証はありません。いずれにせよ、水中の銅イオン濃度に対する耐性は生物ごとに異なるはずなので、今回の実験で「一応魚類には大丈夫そう!」と言う結論が導き出されたとしても、すべての魚に安全という保証はどこにも無い事は考慮する必要があります。 目の前で、実験材料に供されたお魚さん達がもがき苦しんだりしたら嫌なので、水槽内に「スネールリッド」投下するのは消灯直前にします。私的な見解では、たぶん大丈夫だとは思うのですがそれでも朝になって実験水槽を除くのはチョット気が引けますね~。 でも、「もし本当に効果があるようならば日本に輸入して販売してもいい!」などと勇気のある発言をしているメーカーもあるので、ここは一つ心を鬼にして実験に挑みたいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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