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日記の日付を後追いで書いていると、こんな齟齬が生じる。
でも、やはり今日(14日)に書いて置かなくては・・ 随分前に、懐かしくて思わず出たばかりのハードカバーで購入した 「大人のための残酷童話」が、どの訃報記事にも見出しにされていた。 ということは、世間的にはもはや「パルタイ」の倉橋由美子でも 「スミヤキストQの冒険」の倉橋由美子でもないらしい。 でも、私には(同世代の方々にも多分)、「大人のための残酷童話」は どちらかというと後付け作品で、 やはり「パルタイ」や「スミヤキストQの冒険」や「聖少女」から受けた 鮮烈な印象が拭い難い。 私などが、はっきりと「影響を受けた」と言える数少ない作家。 (だから、こんなに可愛くない?) テストに良く出る小林秀雄の「評論文」に関しての真正面からの批評などは、 識者が口を濁してなかなか語らない(語れない?)部分を明確に指摘していて 大笑いで同調させてもらった。 「大人のための残酷童話」を読んで、「ふーん、こんなのも書いてるんだ」と 少し鼻白んだりしたが、その前後のエッセイなどはあまり読んでいないので 大きなことは言えないし言う権利もない。 ただただ、今は、もう少し書いて欲しかったのに、と残念だし、 人って死ぬんだと、改めて思ってしまった。 はじめて、2chの板に書き込みかけてしまった。 死してなお影響の強い作家さんだ。心から冥福を祈りたい。 ・・・合掌。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005/06/14 08:11:13 AM
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