カニを買う時のポイントは、小さくても重いものを選ぶ。重みがあるカニは肉が多く美味しいといわれています。また、鮮やかな赤み、艶があり、腹部分を指で押さえてみてより硬いカニを選ぶ。持った時に体液が出るものや、不快な臭いがするものは避けたほういいといわれています。さらに、カニ鍋や焼きガニに使うのでなければゆでたカニを買ったほうが美味しく食べられるといわれています。それだけカニのゆで方は難しいようです。
福井県沖で漁獲された大きな雄ガニは、「越前がに」のブランドで市場に出回りますが、これには福井県内漁港で水揚げされたことを示す標識表「黄色いタック」が付けられています。また、福井県沖で漁獲された雌がに「セイコ」は、もはや最終脱皮を終えた親ガニだけなので、肉質などの心配はないといわれています。
ところで、冷凍されたカニは一般的に輸入物とみられているようです。それは、カニが冷凍されると本来の味を失うため、国内産カニが冷凍されることはまずないと考えられているからです。ただ、生きたカニの輸入物はほぼ一年中入ってくるようですが、生きて輸入されたカニと、国内で水揚げされたカニを区別することは難しいといわれています。