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お散歩うさぎさんのブログ 《京都・いろ色》

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2020/01/25
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カテゴリ:神事・祭事・写真
京都の奇祭の一つといわれる
京都・精華町の
祝園(ほうぞの)神社の「いごもり祭」
奈良時代から伝わる神事で
「音無しの祭」ともいわれています。

1月の最初の申(さる)の日から
三日間おこなわれます。
今年は1月18日~20日でした。

一日目は一般公開されていません。

二日目は
暗闇(くらやみ)の中で
五穀豊穣を祈る「御田の儀」



主祭神は
建御雷命(たけみかづちのかみ)
経津主命(ふつぬしのかみ)
天児屋根命(あめのこやねのみこと)
日本神話に出てくる
三神をお祀りされています。

居籠(いごもり)祭は
武埴安彦命
(たけはにやすひこのみこと
・・古代日本の皇族)が
謀反を起こし討伐されたが
悪霊となってこの地にとどまり
田畑を荒らしたため
村人たちは忌篭もって
この霊を鎮めたという伝説に
基づいて行われいるそうです。

昔は祭りの間、住民は神を迎えるため
音をたてないように、
”家の中にこもる”
ことになっていたようです。

扉の開閉の音がしないように
扉は開けたままにして
入り口にむしろをかけ、
料理は作りおいた精進料理を食べ
牛や馬など家畜は遠い親戚に
預けたといわれています。



音をたてないように工夫する風習は
すたれたそうですが
祭りは受け継がれています。

昔の様子を伝えておられるお家が
二軒ありました。


神事「御田の儀」は
19時からおこなわれます












下の写真は
松明奉持者の衣装のようです。
歴代の奉持者の方の写真が
社殿に掲載されています
奉持者は名誉なことのようです。



本殿で火を起こし
世話役の一人に渡し



世話役が大松明に点火します。

点火は本殿前の社殿内です











大松明は12本の縄で12ヶ所を
束ねられています。

二本目の縄が燃えると
「二つ切れた」の掛け声で
大松明が担ぎ出されます。

一足先に境内へ出て、外から様子は



天井に鉄板がはめ込まれていますが
天井をなめるように炎が・・・




二本目の縄が燃え切れたのでしょう
大松明が境内へ出てきました。















宮司と松明奉持者が
祝詞をあげている間
松明は境内で待ちます。

宮司の鈴の音を合図に
「もうでござる」の掛け声で
幸の森の神田へ向かいます。











道は白砂で清められ
大松明を先頭に神霊が続き
農機具を入れた箱が運ばれます。







農耕神事が終わって戻ってくるまで
約1時間
その間にいごもり祭の名物
「とうがらし汁」を・・・。

実際は”超辛い”のですが
これをいただくと風邪をひかないとの
言い伝えがあるそうです。

辛くないのも作られていましたので
辛くないのをいただきました。




神田から帰ってきた一行を
「お帰りでござ~い」と拍手で迎え
早速、松明がばらされます。











白い衣装の方たちが
松明を担がれた付き人です。



松明奉持者から
おんだ(種)が授与されました。

神事で蒔いた五穀の種で、
芽が出るということで、
生きる力をもたらすものとして
春に田へ蒔かれるそうです。

ほとんどが明かりを消した暗闇で
おこなわれました。
由緒ある祭事ですが
素朴な感じのお祭りに出会いました。

三日目は「綱引きの儀」です。
(^▽^)





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Last updated  2020/12/25 09:36:32 AM
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