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白い倍音の魔法使い

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mariyo@ Re:1月25日(水) 感染者のはなし(01/25) 今年もお誕生日のメッセージを送らせてい…

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April , 2024
July 1, 2020
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父と喧嘩して家に帰る日は、たいてい、後で電話する。
父と離れ、家に帰って一人になると、父に申し訳ない
という気持ちが、どっと押し寄せてくるからだ。

 今日も、電話した。
「お父さん、今日はごめんなさい、父親を泣かす娘なんて最低だよね」
父は父で
「いや、あれは俺の方が悪かったんだ、いろいろしてもらってるのに
あんなこと言って、申し訳ない」
「いや、私が悪い」「俺が悪かった」という会話が続いて
「また、思いっきり喧嘩しよう!」という明るい父の声に励まされ?
やっぱり親には(愛の大きさが)叶わないと、思いしり、
すっきりした気分で電話を終える。

 そして、また会ったときは、凝りもせず、喧嘩をする二人。
延々とこの繰り返し。
「今度こそ、仲良く過ごそう」なんていう決意はいつも
父と会うともろくも崩れさるのは、不思議だが、
いつもそうなる。おそらく私が父に甘えているんだと思う。

 今も忘れられないことがある。
10年以上前、まだ母も生きていて、
ほとんど実家に寄り付かなかったころ、
つーちゃんと回転ずしに行った。
そのとき、私の席の近くに、娘と年老いた母親がいた。
娘は、母親にお寿司を取ってあげているようだが、食べ方に
いちいち声を荒げてた。
「こぼさず食べろ」とか「きれいに食べろ」とか
「何が欲しいの!」とかキツイ言葉で話してた。
 それを嫌な気分で聞いていた私は、店を出てから
「怖い娘だったね、お母さんが可哀そう」と言うと
「何言ってるの!
あんな年老いた母親を、回転ずしに連れてきてあげるなんて
すごいことじゃない。
なんて親孝行な娘なんだって、僕は思ったよ」
とつーちゃんは言ったのだ。

 私と全く違った見方をしていたつーちゃん。
あのときは、あの娘が親孝行?と思ったが、今ならわかる気がする。
(当時、私は、両親を食事に連れて行ったことなど、ほとんど皆無
ほんと、やったことがない人ほど、知ったようなことを言う)

 親子とは、そういう関係もあるということ、
傍からみると、不仲だったり、仲が良いように見えても
真実は、当の二人しかわからないような関係性がある、ということ。
 他人が安易に、あの夫婦や親子は、仲がいい、とか、悪いとか言うことと
事実はかけ離れていることもあるということ。

 そういえば、私の母も、祖父の介護をし、母が最期を看取った。
その姿は、周りが行き過ぎではと思うほどの献身さ、必死さだった。
 そんな母でも、高齢の祖父をよく叱ってた。
母に「もっと、おじいちゃんに優しくしてあげて」なんて
全く介護をしない、遊びに来るだけの私は意見をしたものだ。
(ほんと、やったことのない人ほど、知ったようなことを言う)

 親子の関係ほど、他人にはわからない複雑なものはないと思う。

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Last updated  July 2, 2020 10:35:07 AM
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