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カテゴリ:マックルー(コブミカン)の巻
只今札幌では雪祭りの真っ只中。初音ミクも倒れる気温急上昇ということで、力作揃いの雪像たちのコンディションが案じられます。ここ南国タイ王国からも毎年国際雪像コンクールに出品していますが、過去に優勝三連覇という実績を持つだけに今日の選考結果が期待されます。2月も中旬に近くなると暑さも段々と増してきて、冬の札幌との気温さは40℃位はあるはず。こんな南国と雪像とは結びつかなくて意外という感じですが、フルーツカービング、石鹸カービングと聞くとなんとなく近つ゛いてきますね。フルーツカービングの起源は13世紀頃、王様に出される食事の装飾として始まったそうです。伝統の技が800年の時を経て、雪像創りに生かされているのでしょう。 ところで今日のテーマは、この果実にカービングできたらすごいですねというコブミカン、タイ語ではマックルーというカンキツのハーブです。
上の写真はスーパーで買って来たものですが、よく見ると民家の庭先にもよく植えてあったりします。 庭にコブミカンの樹があると、家に悪い霊が入ろうとしても枝に引っ掛かって入って来られないという迷信があるらしいです。知人の庭にもあり、かなり高い樹になっていました。
←意外と可愛い花 さて、このコブミカン(マックルー)は、特に葉っぱはタイ料理の香り付けとして使用されるため、タイ料理好きな方には馴染みのあるハーブだと思います。 バイマックルー(バイは葉という意味)と呼ばれ、2枚セットになっているような独特な形状をしています。その名に相応しくボコボコした皮の果実はルークマックルー(ルークは実の意味)といいます。その皮はピウーマックルー(ピウーは皮という意味)と呼ばれ、葉と皮とはタイカレーやスープのトムヤムクンなどの香り付けに欠かせません。一方果汁は、昔はヤムと呼ばれるタイのサラダのドレッシング等に使われていましたが、最近ではマナオというスダチに似たタイの小型レモンで代用するのが普通になっています。レストランなどでナムマナオ(マナオジュース)はおいてあっても、ナムマックルー(コブミカンジュース)は聞いたことがありません。まあ、見るからに渋ちんな無骨な面持ちであるから、そんなようなお味であろうと期待半分試してみました。 すると。。
これが、意外といけました。コブミカンの果汁はレモンの繊細さと比べて、渋みは強いながらも ワイルドな味わいといえます。ドリンクにしてみるとレモネードとはちょっと違った風味でそれなりに美味しいものだと分かりました。ミカンも人と同じ、見かけで寄り付かないのはちょっとした損失かもしれませんね。ホットコブミカン&アイスコブミカンのレシピは、コブミカン(マックルー)のレシピ1をよろしければ参照あれ。
ご案内 パヤオ果樹園さんでは果樹の栽培を通して意義ある活動をされています。
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最終更新日
2012.05.25 16:51:13
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