テーマ:九州発見♪(524)
カテゴリ:川の流れに
九州を流れる大河、筑後川を巡り歩いた記録です。
小郡市内を流れる筑後川の支流、宝満川です。 この宝満川に築かれたこの稲吉堰は、今は改修されて近代的な堰となっていますが、元々は正保4年(1647)に久留米藩の普請奉行、丹波頼母により築かれたものです。 この堰の完成により、宝満川沿岸一帯740町歩を開拓し水田とすることができました。 そして、丹波頼母はその後、筑後川本流に大石・長野、袋野堰等の取水堰を築堤し、筑後川中流域の新田開発がすすめられたのです。 この稲吉堰こそ、その後の筑後川中流域の開発の礎となったものです。 丹羽頼母は尾張国丹羽郡の人で、久留米、有馬藩祖有馬豊氏に仕え、元和8年(1622年)36才の時に家禄400石の普請奉行となったそうです。 95才で没するまで半世紀にわたって、藩内の治水、利水にその手腕を発揮したといわれています。 堰の上で羽ばたく、白鷺。 稲吉堰は今のこのあたりの水田を潤しています。ここがカンガイ用水の取水口です。 稲吉堰から水で潤される水田。 取水樋門の傍にあるニ柱の石碑。 こちらは耕地整理を記念する石碑でしょう。 石水道改築碑とあるので、水路に関する記念碑でしょうか。 宝満川から堤防の下を通って水を取り入れます。 こちらが下流側です。 ホタルが棲むような清らかな流れなんでしょう。 こちらにも石柱が二註あります。 板井堰改修記念碑とありました。ちょっと謎ですね。 筑後川流域をブラブラと歩き回った記録を気が向いた時にアップしています。 人気ブログランキングへ 筑後川を行く(その32) 稲吉堰 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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