四万六千日分お参りしてきました
7月10日、いつものように仕事を早めに切り上げて、やってきました。雷門と呼ばれる「風雷神門」の前、たくさんの人出ですね。そう、7月9・10日は「ほうずき市」が開かれる浅草寺の縁日です。ということで、仲見世を通って、宝蔵門までやってきました。このあたりから、「ほうずき」を売るお店があります。ほうずき市、売れ残らないようお店の人も頑張っています。しかし、どうしてほうすきが売られるのでしょうか?「ほおずきの実を水で鵜呑み(丸飲み)すれば、大人は癪(しゃく:原因が分からない疼痛を伴う内臓疾患)を切り、子供は虫気(むしけ:腹の中にいると考えられた虫による腹痛など、寄生虫?)を去る」という民間信仰があって、一種の薬草だと考えられていたため開花したほうずきが売られたそうです。でも、ほうずきには微量ですがアルカロイドとわれる毒物が含まれているそうで、江戸時代には堕胎剤として利用されていたとも伝わっています。ですから、ほうずきの実を口に含んでキユッキュと鳴らす遊びは案外危険な遊びかもしれません。そして、大切なのはお参りすることです。浅草寺では月に1度、年に12回の功徳日を設けていて、ほうずき市のある7月10日は最大の功徳がある日で、46,000日分の功徳があるとされることから、特に「四万六千日」(しまんろくせんにち)と呼ばれています。つまり126年分の御利益があるご利益の超特売日みたいなものです。本堂から見たスカイツリーです。夏といえば風鈴。風鈴も売っていました。かご入りのほうずきに風鈴をつけて、軒先に吊り下げてみるのもいいかもしれませんね。ちなみに鉢植えのほうずきは一つ2,500円ですが、スーパーのお惣菜と同じように、店が閉まりかける頃に行くとディスカウントがあるかもしれませんね。そんなわけで、人の多い浅草寺境内、迷子になったら境内にある「迷子しるべ石」の前で待ち合わせるようにしましょうね。人気ブログランキング四万六千日分お参りしてきました