|
カテゴリ:さんぽ道
車のラジオから「今日10月3日は登山の日です」と流れてきました。
NHK、石丸謙二郎の山カフェという番組で、最近よく聞きます。 天気予報は曇り、思い切って向かった先は伊吹山です。 高速道路や新幹線で関ケ原を通過する時、北側に見える1377mの山です。 いつもは有料道路を使って上り9合目の駐車場から登っていますが、「いつか!下から登りたい」と思っていました。 表登山道は登り3時間、下り2時間、休憩を入れて往復6時間が目安。 オバはんの足では往復8時間てとこでしょうか? 集落の三ノ宮神社横が登山口。受付で300円を払って入山書を書きます。 かつてスキー場でにぎわった伊吹山。民宿や貸スキーの看板が寂し気です。 庭先を駐車場にしている家が並ぶので利用しますが(400~500円)、米原からはバスがあるので沢山の登山者がきています。 ~1合目~ 4合目まではスキー場の跡地で建物もそのままに残っています。 リフトはないので下から歩くしかありません。 伊吹山は下から見上げると二段になって見えます。 下の段は3合目辺りまで、上の段は傾斜がきついゴロタ石の登山道になります。 ~2合目~ 「3合目まではタラタラ道で楽!」とありましたが、登山口から1合目までは雑木林の中の石がゴロつく坂道で、この先が大丈夫かと不安になってきました。 視界が開けるとスキー場跡、ここが1合目です。 トイレと売店があり、ハングライダー場もあります。 スキー場の道を登って2合目。 伊吹山スキー場は、かつては皇室の方もいらしたスキー場で、昭和31年から営業、平成20年に閉鎖されました。 ~もうすぐ3合目~ なだらかな斜面に一面のススキ、そこを過ぎると3合目。 トイレと東屋があります。 緊急時用かな?ここまでならタクシーが来てくれるようで、電話番号のある張り紙がありましたよ。 トイレは3合目のここが最後です。 4号目は「えっ?」という位すぐです。 スキー場の面影が残るのはここまで、ここから道は狭くなります。 ~4合目 3合目のトイレが見える 向こうは宿とゴンドラ乗り場~ 5合目の小屋はしまってますが、自販機は利用できます。ここが最後なので水分確保しましょう。 ベンチに腰かけて、下を見おろし上を眺めて・・・ ここから上はベンチはなく腰を下ろすスペースも限られてます。 山肌を見上げるとポツンと小屋が見えます、きれいな避難小屋でした。 その辺りが6合目。 坂はいよいよゴロタ石のつづら折りの登山道になります。 もぅ頂上から降りてくる人たちがいます。 半袖半ズボンでピョンピョンと降りてくるトレイルランナーたち。すごい、そして綺麗ですね~ 狭い岩場なので譲り合いながら足の置き場を選びます。 下は小学生の女の子から上は登山経験のある70位の男性まで、列を作ってひたすら登ります。 7~9合目が最も急坂でした。 その辺りになったら急にガスってきて一瞬で霧の中。 盛んに鳴く鹿たちの声が響いて幻想的。 ふと、見上げると稜線に牡鹿の影が浮き上がり、まるで映像のようで感動的な一瞬でした。 鹿などの獣から山草を守るために頂上の一帯はぐるりと柵で保護されています。 その扉を開けて入っていくと遊歩道になっていて、この辺りが9合目。 北側の駐車場から散策に上がって来る人たちと合流するので、観光客と登山客で山頂は賑やかです。 20年前には柵がな く天空の花園>と言われて、山花が沢山咲いていました。 苦肉のサクですね。 なんとか、頂上に到着。予定どうり?4時間かかりました~ 伊吹山寺を参拝して売店でオムライスを食べました。 頂上には売店や山小屋が並んで、ご褒美は沢山ありますが、食べ過ぎは下り坂によくないのでほどほどにしました。 店の外に出ると濃い雲に覆われて視界が効きません。気温も14度、寒くて身震いします。 上着を重ね着してジャンバーを着て、来た道を下ります。 ~もぅ秋、花はないですねぇ~ 人が随分減りました。 登ってくる人がほとんどいないので、下りやすいけれど、どこに次の足を置くか考えながら滑って転がらないように慎重に降ります。ビクビク。 膝がカクカクして筋肉がパンパン。 6合目に来ると視界がよくなりました。 縄張り争いか繁殖期か、古い木戸を開けたような、ジェットコースターの女性の悲鳴のような鹿の鳴き声が四方から絶え間なく聞こえ、草を食む姿も見えます。 5合目まで来るとあとはひたすら歩きます。 人はほとんどいません。マジで、ラスト・・・ 麓に着いたのは17時。辺りは薄暗くなっていました。 疲れた~何とか登ってきました。筋肉痛が消えたのは4日後でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[さんぽ道] カテゴリの最新記事
|
|