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テーマ:ささやかな幸せ(6738)
カテゴリ:人間交流
一番下の子がこのたび希望の大学に合格した。
入学金に前期分の授業料や経費を加えて支払いをしなくてはならない。 この時期多くの親たちが、ため息をつきながらこの作業をするのだろう。 かつて30年ほどまえに私は弟の授業料を振り込んだ記憶がある。 あまりにも大きな金額だったので、身が震えるような気がしたものだ。 今回、私は娘に振り込む作業を頼んだ。 面倒でも、私は娘にあのときの気持ちを 味あわせてやりたいと思った。 近所の地方銀行に娘と一緒に行ってお金を下ろさせた。 案の定、厚い札を手にした娘の表情は、期待通りのものだった。 カバンに入れようとする娘を制止して、コートの内ポケットに しっかり入れさせた。落とさぬよう、盗まれぬよう、支払いが 終わるまではコートを脱いだりしないようにと付け加えた。 私のすねが、細いことは事実だ。 現実を肌で感じてもらえて良かったと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006年02月13日 12時39分58秒
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